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【先発陣採点】オリックス80点、楽天75点、ソフトバンク40点…パ・リーグ6球団 前半戦「先発陣」の評価は?

 

現在は東京オリンピック開催のため公式戦を中断しているプロ野球だが、各球団はすでに80試合以上を消化している。果たして前半戦、先発がしっかりと役割を果たしたのはどこか? パ・リーグ6球団の先発陣を100点満点で採点した。
※記録は前半戦終了時

オリックス・バファローズ



オリックス 80点

 右腕・山本由伸、左腕・宮城大弥がリーグトップタイの9勝をマーク。防御率も山本が1.82、宮城が2.10でリーグ1、2位と安定感が光ったことで、前半戦の連敗は最大4に食い止めた。左右の両輪に加え、田嶋大樹も一時は序盤に失点を喫するも、徐々に復調して5勝、山崎福也増井浩俊も試合をつくった。誤算はカード頭を託されていた山岡泰輔が右ヒジ違和感で離脱したこと。ただ、本田仁海山崎颯一郎とチャンスを手にした若手が出てくるなど、層の厚さを見せている。若手主体の先発ローテーションだけに、経験不足が不安材料も、1カ月の五輪ブレークで状態を整え、悲願のリーグ優勝へ突き進む。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天 75点

 則本昂大、ルーキー・早川隆久の7勝を筆頭に涌井秀章が6勝、瀧中瞭太が5勝。8年ぶりに古巣復帰を果たした田中将大は4勝止まり(5敗)だったが、防御率2.86は先発陣の中でトップと、安定感を示している。リーグ屈指の先発陣との前評判ほどの活躍を見せているわけではないが、まずまずの働きを見せていると言えそうだ。涌井や岸、早川が調子を落とすと登録抹消にするなど、石井一久GM兼任監督は必死のやりくりで前半戦を乗り切った。とはいえ、本当の勝負はオリンピック後。ベテラン投手が夏場以降どれだけ粘ることができるかにかかっている。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ 30点

 初の開幕投手を務めた二木康太が試合をつくるものの、勝負どころで一発を浴びるなど14試合で16被弾。4勝と白星が伸び悩み、石川歩が右肩クリーニング手術で離脱、美馬学も2試合連続10失点以上と打ち込まれて二軍調整と先発投手のやりくりに苦労した。新人左腕・鈴木昭汰も一時中継ぎに回るも、再び先発ローテーション入りしたが、わずか1勝に。小島和哉も中盤以降に打ち込まれて勝ち星を伸ばせなかった。救援登板をこなしていた新人・河村説人がプロ先発で初勝利を挙げ、岩下大輝がチームトップの8勝。2年目の佐々木朗希が、2週に一度の先発登板と、代役と打線の奮起で首位と2.5ゲーム差の3位につけるが、逆転優勝へ、着実に勝利を重ねるのは先発陣の奮闘が必要だ。

福岡ソフトバンクホークス


ソフトバンク・マルティネス


ソフトバンク 40点

 千賀滉大東浜巨が出遅れる中、開幕先発ローテーションの頭数はそろうも、そのローテ入りメンバーがことごとく調子が上がらず。高橋礼はファーム調整、笠谷俊介も中継ぎに配置転換になる(その後、先発復帰も奮わずファーム調整)などやりくりに苦労することに。また、4月6日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季一軍初登板した千賀が左足首のじん帯損傷のアクシデント。石川柊太武田翔太和田毅、交流戦から合流した東浜も、思うように勝ち星を積み重ねることができなかった。そんな先発陣の救世主となったのが、N.マルティネスC.レイの新助っ人2人だ。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れた両者だったが、N.マルティネスは11試合に登板して7勝2敗。C.レイも6試合に登板して3勝1敗と、しっかり貯金をつくっている。また、2投手ともに防御率2.03と安定感抜群。後半戦もチームのために快投を続ける。

埼玉西武ライオンズ



西武 40点

 高橋光成、松本航今井達也の先発3枚は前半戦でそれぞれ8勝、7勝、6勝をマークするなど、しっかりと結果を残した。だが、それ以外が心許ない。今季、先発転向を果たした平井克典は開幕ローテーションに入り3連勝を果たしたが、徐々に安定感を失い前半選終盤からはリリーフに。同じく開幕ローテをつかんだ浜屋将太は4試合に先発し、1勝3敗、防御率7.02に終わると二軍再調整。ニールはわずか1勝を勝ち星が伸びず、新外国人左腕のダーモディは6試合位の登板で0勝2敗、防御率5.34と期待を裏切っている。高橋、松本、今井、ニールに続く5、6枚目をしっかりと確立しないと5位からの浮上は見込めないだろう。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・伊藤大海


日本ハム 75点

 前半戦の先発防御率はリーグ2位の3.73。最下位に沈むチームにおいて十分健闘した数字で、採点は75点としたい。開幕2戦こそ黒星スタートとなった上沢直之は、11試合連続QSで6勝を挙げエースの役割を果たした。自身7連敗を喫している対ロッテ戦攻略が後半戦のカギを握る。先発陣の勝ち頭はルーキーの伊藤大海。7勝をマークしてリーグ3位の防御率2.42、23イニング連続奪三振記録に新人で史上初の交流戦2冠など、投手陣の柱として活躍した。左腕・加藤貴之も3勝ながらゲームメーク力を発揮。3勝9敗の池田隆英、1勝6敗のバーヘイゲン、初勝利を挙げた2年目・立野和明ら4番手以降の出来が後半戦巻き返しへのポイントとなるだろう。

写真=BBM

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