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メキシコ戦のカギは先発・森下暢仁の出来。終盤勝負でグループA首位確保へ【侍ジャパン】

 

メキシコ戦で先発する森下


 7月28日のドミニカ共和国との開幕戦をサヨナラ勝利で飾った日本は、31日、横浜スタジアムでメキシコとのグループステージ第2戦に臨む。勝てば無条件にグループA首位通過が決まる大事な一戦だ。

 カギを握るのが先発を予告されている森下暢仁(広島)。メキシコは30日に行われたドミニカ共和国戦で4安打に抑え込まれて完封負け(0対1)を喫しているが、打線にはMLB通算2050安打、317本塁打のエイドリアン・ゴンザレスを筆頭に、元阪神エフレン・ナバーロ、元広島のラミロ・ペーニャ、元オリックスジョーイ・メネセスと日本のプロ野球経験者も多数で、警戒が必要だ。しかし、稲葉篤紀監督は「非常に強い球を投げていますし、緩急をうまく使う投手です。そういう部分でメキシコ打線を抑えてくれるのではないか」と期待を込める。

 一方、メキシコは左腕のフアン・オラマスが先発。現在はメキシカン・リーグに所属する投手だが、日本打線は開幕戦で同じ左腕のC.C.メルセデス(巨人)に6回途中まで3安打と苦しめられただけに、警戒を強めたい。ただ、打線はドミニカ共和国戦では7回以降に8本の安打を放って逆転に成功したように、つなぎの意識と集中力がある。さらに、右ワキ腹違和感を心配されていた柳田悠岐(ソフトバンク)が2安打と元気な姿を見せたのも明るい材料。この試合では六番で起用されていたが、上位へ打順変更の可能性もある。メキシコ戦も難しい試合が予想されるが、終盤勝負でグループAの首位を確保したい。

写真=BBM
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