東京五輪準々決勝のアメリカ戦(横浜)、日本の先発は
田中将大(
楽天)。初回、二死からT.
オースティン(
DeNA)に左中間を破る二塁打を浴びるも、四番・T.カサスを空振り三振に仕留めアメリカ打線を0点に抑える立ち上がり。その裏、日本は先頭の
山田哲人(
ヤクルト)が三塁のエラーで出塁すると、
坂本勇人(
巨人)が中前打で無死一、二塁。だが吉田正尚(
オリックス)は二ゴロ併殺打、
鈴木誠也(
広島)は三ゴロで先制のチャンスを生かすことができなかった。
田中は2回表も一死からE.フィリアに二塁打、M.コロズバリに左前打と連打を食らい一、三塁のピンチを招く。しかし、B.
スターリングを遊ゴロ併殺打。要所を締める投球でアメリカ打線に得点を許さない。日本は2回裏にも
浅村栄斗(楽天)が四球、
柳田悠岐(
ソフトバンク)が中前打で無死一、二塁とアメリカ先発のS.バズを攻め立てる。だが、このチャンスにも
菊池涼介(広島)が遊ゴロ併殺打、
村上宗隆(ヤクルト)が二ゴロ。
3回表、田中はアメリカ打線をこの試合初めて3者凡退に抑え、リズムに乗っていく。日本は3回裏、二死から坂本がセンターオーバーの二塁打。続く吉田がセンター前に運び、待望の先制点を挙げた。さらに2つの四球で満塁とすると柳田の遊撃内野安打で1点を追加。3回を終わって日本は2対0とリードしている。
写真=Getty Images