3回裏、先制犠飛を放った坂本
準々決勝でアメリカ代表を打ち破った野球日本代表は8月4日、横浜スタジアムで韓国との準決勝に臨み5対2で勝利を収めた。
準々決勝でアメリカ代表を打ち破った野球日本代表は8月4日、横浜スタジアムで韓国との準決勝を戦っている。日本の先発は
山本由伸(
オリックス)。グループステージ初戦、7月28日ドミニカ共和国戦(あづま)以来、東京五輪では2度目の先発だ。立ち上がり山本は先頭打者に四球を与えると一死後、三番のイ・ジョンフに右越えの二塁打を浴びて二、三塁。しかし、四番のヤン・ウィジ、五番のキム・ヒョンスを連続空振り三振でピンチをしのいだ。
韓国の先発はアンダーハンドのコ・ヨンピョ。1回裏、日本は一死後、二番・
坂本勇人(
巨人)が右前打で出塁するも後続が倒れる。2回裏は三者凡退に終わったが、3回裏、
村上宗隆(
ヤクルト)、
甲斐拓也(
ソフトバンク)が連打を放ち、
山田哲人(ヤクルト)が犠打を決めて一死二、三塁。この先制機に坂本がきっちりとセンターへ犠飛を放って日本が1点を先制した。「まずは先制点が欲しかったので、良かったです。山田選手が初球でバントを決めてくれたおかげです」と坂本。
山本は2回以降快調に飛ばす。5回表に二死からホ・ギョンミンに右前打を浴び、暴投で二塁に進まれるも、ファン・ジェギュンを空振り三振。5回まで2安打、8奪三振で韓国打線を0点に封じ込んでいる。日本は5回裏にも一死三塁から
吉田正尚(オリックス)が中前適時打。5回を終わって2対0とリードしている。
写真=Getty Images