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東京2020オリンピック

侍ジャパンの前に立ちはだかるアメリカ先発・マルティネス。チェンジアップの被打率は.090

 

アメリカ代表のN.マルティネス


 野球日本代表は8月7日、横浜スタジアムでアメリカ代表と金メダルを懸けて戦う。アメリカの先発はニック・マルティネス(ソフトバンク)だ。2018年、MLBレンジャーズから日本ハムに移籍した右腕。来日1年目は10勝をマークしたが、2年目は開幕前に右前腕痛を発症し、一軍登板はゼロに終わる。3年目の昨季はチーム事情から終盤にリリーフに回ったが、2勝7敗1セーブ1ホールド、防御率4.62に終わり、日本ハムを退団。その後、ソフトバンクと契約した。

 今季は新型コロナ禍で来日が遅れたが、5月は4勝、防御率1.97で月間MVPを獲得。7月10日のオリックス戦(PayPayドーム)では6回1失点で7勝目を挙げ、エース・千賀滉大が開幕直後の故障で長期離脱し、東浜巨も右肩故障で出遅れるなどした中、まさに先発の「柱」と言っていい活躍ぶりを見せた。

 武器はチェンジアップだ。球威が増した直球との緩急差が効き、打者を封じ込む。全投球数の19.1パーセントでチェンジアップを投げ、67打数6安打、被打率はわずか.090だ。

 東京五輪では7月31日、グループステージの韓国戦で先発し、5回4安打9奪三振1失点。決勝でも日本打線の前に大きく立ちはだかりそうだ。

写真=Getty Images
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