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斎藤佑樹、田中将大、藤原恭大…パ・リーグ6球団「夏の甲子園」で最も実績のある選手の現在地は?

 

夏の甲子園が開催中だが、現在、プロのユニフォームを着ている中にも“聖地”で躍動した選手は多々いる。果たして、パ・リーグ6球団で「夏の甲子園」で最も実績のある選手は誰か? そして、その現在地を見ていこう。
記録は8月20日現在

北海道日本ハムファイターズ



 夏の甲子園で早実のエース・斎藤佑樹が放った輝きは圧倒的だった。2006年の決勝戦では駒大苫小牧高のエース・田中将大と延長15回を投げ合い引き分け、再試合の末に全国制覇を成し遂げた。流れる汗を涼しげにハンカチで拭う姿からついた愛称「ハンカチ王子」で大フィーバーに。早大でも通算31勝を挙げスター選手としてプロ入りしたが、11年目の今季は昨季に続き一軍登板なし。昨秋の右ヒジじん帯断裂から保存療法での復活を目指し二軍で必死に調整を続けている。イースタンでは6試合に登板し中継ぎで3勝を挙げているが、全盛期の球威にはほど遠い。それでも背番号1は「一軍で戦力になる」ことを目標に右腕を振り続ける。

東北楽天ゴールデンイーグルス


楽天・田中将大


 駒大苫小牧高では2年夏の甲子園でチーム最多のイニング数をこなした。京都外大西高との決勝ではリリーフとして胴上げ投手となり、夏連覇に貢献。3連覇を目指した高校3年時の2006年には、決勝で斎藤佑樹(現日本ハム)を擁する早実を相手に延長15回の激闘の末、引き分け。再試合では3対4で敗れるも、高校野球史に残る名勝負を繰り広げた。楽天に入団すると13年には24勝無敗のレコードを打ち立て、球団初のリーグ優勝、日本一に貢献する。メジャー移籍後はヤンキースで通算78勝をマークし、今季8年ぶりに古巣復帰。ここまで13試合に登板して4勝5敗、防御率2.86の成績を残している。

千葉ロッテマリーンズ



 第100回大会の王者であり史上初、2度目の春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭高の四番・藤原恭大が、本領を発揮している。高3夏、2018年の甲子園では3本塁打を放った打撃に加え、50メートル走5秒7の俊足と強肩を生かした守備力も高く、今季は2年ぶりの開幕スタメンに名を連ねたが、打撃不振で4月に二軍に降格。ファームで鍛え直し、7月に一軍に昇格すると、快音を連発。五輪開催による1カ月の中断期間を挟んでも好調を維持し、7月6日から12試合連続安打をマークしている。豪快な一発を放ちつつも、低めの変化球を巧みにはじき返すなど、対応力も増している21歳。3年前の夏に輝きを放った男は今、幕張で躍動している。

オリックス・バファローズ



 大阪桐蔭高時代は藤浪晋太郎(現阪神)との2本柱を形成した澤田圭佑。春夏連覇を成し遂げた2012年の夏の甲子園では、同校・西谷浩一監督が優勝するための鬼門としている3回戦(対濟々黌高)の先発マウンドに立って2失点完投と、藤浪だけではないことを証明。投げ勝った相手は現ソフトバンク大竹耕太郎だ。高校卒業後は立大に進み、17年にオリックス入団。1年目の開幕戦で初登板を果たすなど救援で登板を重ね、今季は2月に右ヒジを痛めて出遅れながらも6月に復帰してブルペンの一角に。最速155キロを計測するなど直球の力強さが増し、欠かせぬ戦力として首位を走るチームを支えている。

福岡ソフトバンクホークス


ソフトバンク・和田毅


 2年時から浜田高(島根)のエースとして、和田毅は2年連続で夏の甲子園に出場。計4試合(2年時:1試合、3年時:3試合)を1人で投げ抜いた。初めての大舞台はサヨナラ押し出し四球というまさかの結末だった。その悔しさを晴らすべく挑んだ2年目の夏。左腕は気迫あふれるピッチングで、チームを勝利に導いていく。実は前年の秋に上腕三頭筋を断裂していたこともあってストレートの球速は120キロ台と決して本調子ではなかった。それでも、和田にはエースとしての意地があった。最後は延長戦の末に豊田大谷高に敗れたが、チームは開校以来初となるベスト8入り。そして40歳になった今季、和田はまたも甲子園で輝く。6月6日の阪神との交流戦、7回を4安打無失点で勝利投手に。年を重ねてもなお、あのころのように爽やかだった。

埼玉西武ライオンズ



 夏の甲子園優勝投手に輝いた高橋光成(2013年=前橋育英高)、今井達也(16年=作新学院高)、大阪桐蔭高2年時の12年に藤浪晋太郎(現阪神)とバッテリーを組んで春夏甲子園を連覇した森友哉などチームに甲子園のスターは数多いが、やはり“レジェンド”にはかなわない。そう、松坂大輔だ。98年夏。横浜高のエースとして準々決勝のPL学園高で250球の完投、準決勝の明徳義塾高戦で救援登板とともに起きた大逆転、そして決勝の京都成章高相手にノーヒットノーランで春夏連覇を成し遂げた。ドラフト1位で西武入団後も新人年から3年連続最多勝を獲得するなど怪物ぶりを見せつけメジャーへ。帰国後は本来の姿を見せられずに、西武復帰2年目の今季限りでユニフォームを脱ぐことを明らかにした。

写真=BBM

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