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日本一へ向けて埼玉西武ライオンズジュニア本格始動!/L-FRIENDSトピックス

 

2021埼玉西武ライオンズジュニア[球団提供]


 まだ残暑が厳しい29日の午前中、西武ライオンズの事務所には16人の野球少年たちの姿があった。所属チームはみんなバラバラ。もちろん着用しているユニフォームもバラバラだ。彼らは7月から8月にかけて実施されたセレクションを経て、385人の中から選ばれたメンバーで、これから約4か月間、「埼玉西武ライオンズジュニア」チームとして練習や練習試合、そして12月には「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」に出場し、まだ獲ったことがない悲願の“日本一”を目指す。

 今日はその活動の初日。午前中には結団式が行われた。受付で「L」マークの入ったキャップと「Lions」のロゴが入ったウェアが配られると、照れ臭そうに着替えを済ませ、一人ひとり自己紹介と意気込みを発表し、16人は晴れて“チーム”となった。このチームで指揮を執る星野智樹監督(現・ライオンズアカデミーコーチ)は、「いろんなことにチャレンジをすること。エラーをしても、打たれても良いです。とにかく失敗を恐れずに思い切ってプレーしてください」と話し、全力プレーに徹することを子どもたちと約束した。

 午後には肘肩検診や本大会で着用するユニフォームの採寸などを済ませ、早速ライオンズ トレーニングセンター(室内練習場)でキャッチボールや投内連係、シートノックなど約2時間たっぷりの汗を流した。

 捕手の町田涼真(マチダ・リョウマ)くんは、野球を本格的に始める前から自分でキャッチャー防具を付けては遊びまわっていたという。このチームでは、憧れの森友哉と同じ「10」を背負うことに喜びを隠せなかったそうだ。この日の練習では、自身も捕手として活躍した吉見太一(現・ライオンズアカデミーコーチ)マネージャーから直接指導を受け、「緊張したし、練習もきつかったけどすごく楽しかった」と充実した表情を見せた。「次の活動までに教えてもらったことを中心に練習してどんどん上手くなりたい」と大粒の汗をぬぐいながら練習場を後にした。
 
 キャプテンもエースもレギュラーもまだ決まっていない。子どもたちはきっと、厳しいレギュラー争いを勝ち抜くために必死に練習を積み重ね、切磋琢磨してどんどん成長していく姿を見せてくれると期待している。

西武ライオンズ広報部
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