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FA移籍で期待もファーム暮らし…井納翔一、福田秀平、陽岱鋼「巻き返し狙う」選手たち

 

 FA移籍する選手はチームの中心選手としての活躍が求められる。ただ、新天地で活躍することは容易ではない。浅村栄斗鈴木大地楽天)、美馬学ロッテ)、西勇輝阪神)と移籍1年目から活躍する選手がいれば、期待に応えられずにファーム暮らしが続いている選手も。以下で紹介する選手たちは潜在能力が高いだけに、現状を打破してもう一花咲かせたい。
※成績は9月9日現在

不安定な投球内容で二軍へ



・井納翔一
※今季成績5試合登板、0勝1敗、防御率14.40
※通算成績173試合登板、50勝61敗1セーブ10ホールド、防御率4.00

 188センチの長身から投げ下ろす最速152キロの直球が武器の本格派右腕。スプリットを決め球に、スライダー、カーブと変化球の質も高い。DeNAで2ケタ勝利をマークしたのは2014年の11勝のみだが、先発ローテーションとして稼働。スタミナ十分で「イニングイーター」として評価が高かった。近年は登板機会を減らしていたが、昨オフにFA宣言すると巨人、ヤクルトが獲得に乗り出した。移籍を決断した巨人で先発として期待されたが、初登板となった3月31日の中日戦(バンテリン)で1回0/3で4失点KOを喫し、ファームに降格。5月4日に救援要員で昇格したが、4試合登板のうち3試合で失点と不安定な投球内容で、同月20日に再び二軍降格した。ファームで結果を残して3度目の一軍昇格を目指す。

思い描いた活躍ができず


ロッテ・福田秀平


・福田秀平(ロッテ)
※今季成績4試合出場、打率.083、0本塁打、2打点、1盗塁
※通算成績762試合出場、打率.230、29本塁打、141打点、83盗塁

 ソフトバンクに在籍した13年間では規定打席に到達したシーズンはなし。選手層の厚さもあり、なかなかレギュラーをつかめなかったが、攻守走3拍子そろった外野手として評価は高かった。2016、17年と大谷翔平(現エンゼルス)からアーチを放つなど、直球に強く他球団のエースから殊勲打を放つことから、「エースキラー」と形容されたことも。19年オフにFA移籍した際は西武、中日、ヤクルト、ロッテ、楽天が獲得に乗り出して争奪戦となったが、ロッテで思い描いた活躍ができていない。昨年は右肩甲骨の亀裂骨折、右恥骨筋損傷など度重なる故障の影響もあり、62試合出場で打率.216、5本塁打、19打点と不本意な成績に。今季は開幕二軍スタートで、7月3日に一軍昇格したが結果を残せず、2週間も経たずファームに降格した。チームは首位浮上で快進撃を展開しているだけに、何とか貢献したい。

出場激減で背水の陣


巨人・陽岱鋼


・陽岱鋼(巨人)
※今季成績5試合出場、打率.000、0本塁打、0打点、0盗塁
※通算成績1320試合出場、打率.270、105本塁打、482打点、141盗塁

 日本ハムではスケールの大きいプレーでファンを魅了。中堅の守備では俊足を生かした守備範囲、球際の強さ、強肩で「日本一のセンター」と評され、4度のゴールデン・グラブ賞を受賞した。2013年は打率.282、18本塁打、67打点、47盗塁で球団史上初の盗塁王を獲得。14年も打率.293、25本塁打、85打点、20盗塁の好成績をマークする。16年オフにFA宣言した際は29歳。身体能力の高さを生かしたプレーで長年活躍できると期待が大きく、巨人、オリックス、楽天が獲得に名乗りを上げた。競争が激しい巨人への移籍を決断し、5年契約を結んだが、試練のシーズンが続いている。17年は下半身のコンディション不良、18年は左手甲の骨折で戦線離脱と外野のレギュラーをつかめない。同年オフに原辰徳監督が就任すると名指しで中心選手として期待されたが、広島から丸佳浩がFA移籍するなど外野の競争が激化する。昨年は38試合出場と激減。現在は一軍だが5年契約最終年の今季も5試合出場にとどまり、背水の陣を迎えている。

写真=BBM

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