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中田翔、中村剛也、浅村栄斗…シーズン100打点の大台、現役で複数記録しているのは何人?

 

 巨人岡本和真が9月15日のDeNA戦でシーズン100打点に到達。23日現在、2位のヤクルト村上宗隆とは7打点差でリーグトップを走り、2年連続で最多打点のタイトルを目指している。岡本が100打点に到達するのは2018年以来、自身2度目となるが、現役選手で他に複数記録している選手は何人いるのだろか。

中村剛也と中田翔は現役最多の5度


巨人・中田は日本ハム時代に5度、100打点超えを果たす


 現役選手の過去成績を調べたところ、シーズン100打点に到達したことのある選手は全部で15人いる。このうち、複数記録したことのある選手は、岡本を含めた以下の8人だ。

中村剛也(西武)通算5回
2008年:101打点
2009年:122打点
2011年:116打点
2015年:124打点
2019年:123打点

中田翔(巨人)通算5回
2014年:100打点
2015年:102打点
2016年:110打点
2018年:106打点
2020年:108打点
※すべて日本ハム時代に達成

浅村栄斗(楽天)通算3回
2013年:110打点
2018年:127打点
2020年:104打点
※2013年、2018年は西武時代

福留孝介(中日)通算2回
2005年:103打点
2006年:104打点

バレンティン(ソフトバンク)通算2回
2013年:131打点
2018年:131打点
※すべてヤクル時代に達成

山田哲人(ヤクルト)通算2回
2015年:100打点
2016年:102打点

山川穂高(西武)通算2回
2018年:124打点
2019年:120打点

●岡本和真(巨人)通算2回
2018年:100打点
2021年:100打点 ※2021年9月16日終了時

今季、2度目の100打点に到達した巨人・岡本


 現役最多は通算5回で、西武の中村と巨人の中田が並んでいる。ともに今季は100打点到達は厳しく、通算6回目は次シーズンに期待したいところだ。この2人に次ぐのが浅村栄斗で通算3回。今季もクリーンアップとして打線をけん引するも、打点がつく場面が少ないことから52打点と数字を伸ばせていない状況だ。

 通算2回では最年長・福留孝介を筆頭に5人が並ぶ。福留はMLB挑戦前の中日時代に2度達成。バレンティンはヤクルト時代に達成しており、2013年はシーズン最多本塁打記録を更新した年でもあった。山田は2015年、2016年とトリプルスリーと同時に100打点も記録。今振り返ってもとんでもない成績だ。山川は2018年、2019年が100打点も突破したシーズンで、2年連続本塁打王にもなっている。

 今季100打点に到達した巨人・岡本は2018年以来となる。当時はプロ最年少での100打点到達だったが、タイトルには届かず。昨季は97打点で打点王となったが、今季は自身初の「100打点以上での打点王」を期待したい。

100打点を1度達成した現役は?


ロッテ・鳥谷は阪神時代の10年に100打点を達成している


 ちなみに、上記8人以外の現役100打点達成者は以下の7人だ。

鳥谷敬(ロッテ)2010年:104打点 ※阪神時代に達成
中島宏之(巨人)2011年:100打点 ※西武時代に達成
内川聖一(ヤクルト)2016年:106打点 ※ソフトバンク時代に達成
デスパイネ(ソフトバンク)2017年:103打点
柳田悠岐(ソフトバンク)2018年:102打点
森友哉(西武)2019年:105打点
●ソト(DeNA)2019年:108打点

 この中で今季100打点到達を期待できるのがソフトバンクの柳田だ。9月23日終了時点でリーグ3位の73打点を記録。残り30試合を切っているものの、今後の成績次第では100打点に届く可能性を残している。現役9人目の100打点複数回達成となるか注目だ。

 現役で100打点を複数回達成している選手は8人。一人も100打点に達しなかったシーズンも多く、やはり100打点という大台に乗せるのは強打者でも難しいようだ。今季、25歳という若さで2度目の100打点を記録した岡本。果たしてこれから何度100打点を突破するのか。これからの活躍に期待したい。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM
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