週刊ベースボールONLINE

HOT TOPIC

直近では村上宗隆、あと1本で到達する選手も! 現役で通算100号超えは何人いる?

 

史上最年少で100本塁打を達成したヤクルト・村上


 9月19日のヤクルト対広島戦で、ヤクルトの村上宗隆が通算100号目の本塁打を記録。21歳7カ月での到達はNPB史上最年少という快挙だった。村上はプロ入り4年目、379試合目で100号をマークしたが、ほかに100本塁打以上を記録している現役選手は何人いるのだろうか? 今回は、通算100号超えの現役選手をまとめてみた。

現役で100号超えは33人


 これまでに通算100本塁打以上を記録した選手は、1950年の川上哲治から直近の村上宗隆まで303人。このうち、現役選手は以下の33人だ。

福留孝介(中日/2004年4月14日・巨人戦)
中村剛也(西武/2009年5月13日・オリックス戦)
中島宏之(西武/2009年6月21日・ヤクルト戦)※現巨人
鳥谷敬(阪神/2012年9月15日・巨人戦)※現・ロッテ
内川聖一(ソフトバンク/2013年4月29日・ロッテ戦)※現ヤクルト
松田宣浩(ソフトバンク/2013年8月1日・オリックス戦)
バレンティン(ヤクルト/2013年8月4日・広島戦)※現ソフトバンク
坂本勇人(巨人/2014年3月28日・阪神戦)
中田翔(日本ハム/2014年8月5日・オリックス戦)※現巨人
T-岡田(オリックス/2015年6月10日・ヤクルト戦)
糸井嘉男(オリックス/2015年7月30日・日本ハム戦)※現阪神
長野久義(巨人/2016年4月14日・ヤクルト戦)※現広島
山田哲人(ヤクルト/2016年7月10中日戦)
浅村栄斗(西武/2017年5月20日・ソフトバンク戦)※現楽天
柳田悠岐(ソフトバンク/2017年6月23日・西武戦)
丸佳浩(広島/2017年7月6日・巨人戦)※現巨人
レアード(日本ハム/2017年8月16日・ロッテ戦)※現ロッテ
デスパイネ(ソフトバンク/2018年5月25日・楽天戦)
陽岱鋼(巨人/2018年9月17日・中日戦)
鈴木誠也(広島/2019年5月5日・巨人戦)
山川穂高(西武/2019年5月12日・日本ハム戦)
青木宣親(ヤクルト/2019年5月17日・DeNA戦)
ウィーラー(楽天/2019年6月18日・阪神戦)※現巨人
平田良介(中日/2019年7月20日・DeNA戦)
栗山巧(西武/2019年8月11日・ロッテ戦)
梶谷隆幸(DeNA/2019年9月19日・広島戦)※現巨人
ネフタリ・ソト(DeNA/2020年9月19日・巨人戦)
ビシエド(中日/2020年10月21日・DeNA戦)
菊池涼介(広島/2021年4月16日・中日戦)
岡本和真(巨人/2021年4月27日・ヤクルト戦)
吉田正尚(オリックス/2021年5月23日・ソフトバンク戦)
亀井善行(巨人/2021年6月5日・日本ハム戦)
村上宗隆(ヤクルト/2021年9月19日・広島戦)
※達成順、( )内は達成時の所属チーム

現役最多は438本の西武・中村


 現役最多、通算438号の中村をはじめ、山川や中田、現在本塁打数リーグトップの岡本など、強打が武器の選手が多く並んでいる。このうち、山川は日本人としては最速となる321試合で100号に到達。さすがにラルフ・ブライアント(246試合で歴代最速)やアレックス・カブレラ(247試合で歴代2位)には及ばなかったが、秋山幸二別当薫清原和博田淵幸一といったレジェンドを抑えて日本人トップに立っている。最年少で100号を放った村上は379試合目で、これは清原を超えて日本人歴代4位だ。

 また、強打が武器の選手ではないが、長いキャリアの中で地道に本塁打を重ね、100号に到達した選手もいる。現役選手では巨人の亀井がそれに当たる。2005年に現役生活をスタートさせた亀井は、2021年6月5日の日本ハム戦で通算100号を記録。プロ17年目での100号は大卒選手としては最遅で、38歳10カ月での100号は巨人生え抜きでは最年長という記録だった。

DeNAの宮崎は100号まで残り1本


9月24日の広島戦で通算99号アーチを放ったDeNA・宮崎


 通算100号超えは現役では33人しかいないが、栄えある34人目になるのは誰だろうか。以下に、通算100号まで残り30本以内の現役選手をまとめてみた。

宮崎敏郎(DeNA)通算99本
森友哉(西武)通算93本
松山竜平(広島)通算80本
福田永将(中日)通算80本
島内宏明(楽天)通算80本
大山悠輔(阪神)通算76本
長谷川勇也(ソフトバンク)通算76本
大田泰示(日本ハム)通算75本
今宮健太(ソフトバンク)通算75本
外崎修汰(西武)通算70本
※9月25日終了時点

 DeNAの宮崎は昨季終了時点で86本だったが、今季すでに13本を放っており100号まで残り1本。残り試合で達成する可能性はほぼ確実だだろう。西武の森は今季10本塁打で100号まで残り7本。首位打者争いを繰り広げるなどバッティングは好調だが、ペースを考えると今季中の到達は難しいかもしれない。阪神の大山は昨季終了時点で60本。今季は本来の実力を発揮できておらず、現在76本と思うように数字が伸びていない。来季復調することができれば、あっさり100号超えもあるだろう。

 現役選手で通算100号超えは33人。プロと言えど、本塁打を打つのはそう簡単ではなく、キャリアを通して100本に届かないという例も非常に多いのだ。果たして次に100号に到達するのはDeNAの宮崎か、西武の森か、はたまた別の選手か。本塁打争いとともに「通算本数」にも注目したい。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング