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【クローザー採点】オリックス80点、ロッテ80点、ソフトバンク20点…パ・リーグ6球団「守護神」評価&来季予想は?

 

チームに勝利を呼ぶ存在であるクローザーは今季どのような働きを見せたか。パ・リーグ6球団の「守護神」の評価はいかに? 100点満点で採点した。

オリックス・バファローズ



オリックス 80点

 開幕当初は漆原大晟を9回のマウンドに送るも、制球が定まらず逆転負けを喫すると、ベテラン・平野佳寿がクローザーに。だが故障離脱し、ヒギンス能見篤史、さらに若手と固定できずに試合終盤の逆転負けが目立った。交流戦から平野佳が復帰して戦いが安定して浮上。46試合登板で29セーブ、さらに日本シリーズでも1セーブと、さすがの成績でチームに貢献したが、平野佳は来年38歳のベテランとあって連投は難しい。漆原、K-鈴木張奕、左腕なら富山凌雅、さらにはドライチ右腕の椋木蓮と候補者は多数。クローザーの世代交代はリーグ連覇、さらには黄金期を築く上では1つのポイントだ。キャンプからのアピール合戦は必至とあって、ブルペンの底上げが来季の1つの課題となっている。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ 80点

 タイトルを獲得した益田直也が、今季も不動のクローザーを務めた。開幕カードで2敗を喫するスタートも徐々に復調。150キロ超のストレートに、決め球・シンカーを織り交ぜ最終回に登板し立ち続け、今季は9回打ち切りもあって同点の場面でもマウンドへ。それだけに日本記録となった引き分け18も、38セーブと同等の価値がある。来季で33歳を迎える右腕は衰え知らず。2022年も守護神の座を守っていくだろうが、将来のクローザー候補では益田と同様のサイド右腕・横山陸人が着実に成長中。横山も9回を投げる益田の姿にあこがれを抱いており、チームの伝統は脈々と受け継がれていく。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天 70点

 今季、43試合に登板して0勝2敗、24セーブ、防御率0.63。抜群の安定感を誇っただけに、8月末の負傷離脱が痛かった。右太もも痛によりレギュラーシーズン復帰を果たせず。クライマックスシリーズのファーストステージ、ロッテ戦(ZOZOマリン)には間に合い、第1戦の8回にマウンドへ。しかし、二死からエチェバリアに同点ソロを浴び、結局チームはサヨナラ負け。「どうもこうもない」と松井はうなだれた。それでもシーズンで見せた好投が消えるわけではない。2022シーズンこそはフル回転を期待したい。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク 20点

 ルーキーイヤーから7年連続50試合以上、2018年から3年連続30セーブ超えと、タフネス守護神・森唯斗はいまや絶対的だった。しかし、4月に左ヒジを痛め、結局手術に踏み切ることに。長期離脱を余儀なくされ、チームとしても必死に代役を見つけようといろいろな選手に9回を任せてみたが、“穴”は埋まらなかった。シーズン終盤に森が戻ってくるも、万全とは言えず、打ち込まれて勝ち星を落とすことも。それだけに、このままではいられない。藤本博史監督の下でも全幅の信頼を得て、“真の絶対的守護神”へ。そこには兄貴分と慕ったサファテから託された思いもある。先日、引退を発表した際に「9回はあなたのものです、250セーブ目指して頑張ってください!!!」とのメッセージを受けた。「なかなかハードルが高いですけど、彼の分までという思いは当然ある。とにかく1試合1試合、全力で投げ抜く」と森。大記録に向かって、再出発を切る。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム 60点

 今季、先発から配置転換された杉浦稔大が、登録抹消による再調整をしながらもシーズン最後までクローザーを務めた。リーグ3位の28セーブを挙げたが、勝負どころで失敗も目立ち及第点といったところか。被本塁打9は抑え投手ではリーグ最多。9回の一発は致命傷となるだけに、来季も抑えを務めるならば、決め球を磨き本塁打を防ぐことが課題となる。杉浦不在時は代役を務めたB.ロドリゲスも健闘したが、セットアッパー向きか。新たな抑え候補台頭も期待される来季は、右ヒジのトミー・ジョン手術を経て完全復活を期す石川直也、中継ぎで防御率1.86とキャリアハイの成績を残した井口和朋らに新外国人を加え、熾烈な守護神争いとなるだろう。

埼玉西武ライオンズ



西武 70点

 昨季、史上3人目の“無敗セーブ王”に輝いた増田達至。オフにはFA権を行使して残留、新たに4年契約を結んだが今季は本領を発揮できなかった。開幕から3度救援に失敗し、防御率6.75と調子が上がらずに5月上旬に登録抹消。その後、ギャレットがクローザーを務めたがうまく機能せず、平良海馬が試合の最後を締める役割に。連続試合無失点を続けていた背番号61は抑えになっても打者を圧倒する投球は変わらず、7月1日のソフトバンク戦(PayPayドーム)の9回を無失点に抑え、39試合連続無失点のプロ野球新記録を樹立した。しかし、シーズン最終盤には失敗も目立ち、最終的には4敗。右足首の不調もあり、10月15日に登録抹消され、下旬には同個所の手術を受けた。術後は順調に回復。来季も平良がクローザーを担う可能性は高いか。

写真=BBM
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