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阪神・西勇輝 不甲斐なく、苦しいシーズンからの逆襲へ/エースの1年

 


 昨季は開幕投手を藤浪晋太郎に譲ったが、週頭の火曜日にチームに勢いをつける存在として先発する形でスタートを切った。キャンプ後半にぜん息の症状が出て帰阪しており、その影響も考慮した上で、西勇自身の開幕も遅らせたという経緯もあった。

 3月30日の広島戦(マツダ広島)は7回1失点と上々の内容。惜しくも負け投手になったが、次登板の4月6日の巨人戦(甲子園)から3連勝とチームの勢いにも乗って、今季も順調な滑り出しを切った。

 だが、雲行きが怪しくなり始めたのが、4月27日の中日戦(バンテリン)辺りから。この試合を7回2失点で負け投手になると、5月4日のヤクルト戦(神宮)では好投しながら、5回に突然崩れ3失点。勝敗は付かなかったが、このころからある1イニングで突然に崩れ、大量得点を与える登板が増え出し、なかなか勝てなくなる。

 次の勝利となるのは6月18日の巨人戦(甲子園)で7回1失点。そこまで7試合白星なしが続いた。だが、この試合で負の連鎖は止められない。6月25日のDeNA戦(甲子園)から6連敗を喫した。その後、9、10月で2勝を挙げたが、10月13日の巨人戦(東京ドーム)では2回に右ヒジに違和感を覚え緊急降板。結局10勝以上が3人も出た先発陣で、6勝9敗と借金をつくり、エースとしては不甲斐ない、苦しいシーズンとなってしまった。今季は“逆襲”するだけだ。

写真=BBM
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