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“本塁打王”は岡本和真? 村上宗隆? 打撃主要部門「令和ランキング」でトップは誰

 

 通算本塁打のNPB記録は、王貞治(元巨人)の868本だが、「平成」の時代で最も多く本塁打を打ったのは金本知憲(元広島ほか)で476本。では、「令和」だけで見た場合、最も多く本塁打を打っているのは誰なのだろうか? まだ元号が代わって4年目ではあるが、現時点での打撃部門「令和通算最多」は果たして――。

打撃の令和最多に並ぶ現役トップ選手


昨季、自身初の本塁打王を岡本と分け合った村上


 各打撃タイトルの指標となる6つの令和通算トップの選手は以下だ。
※2019年〜2021年が対象。打率、出塁率は規定打席到達選手が対象

●通算打率……吉田正尚(オリックス)打率.336

 通算打率はオリックスの吉田正尚。2019年は打率2位。2020年、2021年と連続で首位打者に輝いており、そのバットコントロール技術は現役トップクラスといえる。

●通算打点……岡本和真(巨人)304打点

 打点は巨人の岡本和真が令和最多だ。現在2年連続でリーグ打点王を獲得しており、今季は3年連続の期待がかかる。

●通算本塁打……村上宗隆(ヤクルト)103本

 令和になった2019年以降、最も本塁打を放っているのがヤクルトの若き主砲・村上宗隆だ。本塁打王は2021年の1度のみだが、3年間の通算では連続本塁打王の巨人・岡本を上回っている(岡本は101本)。

ベテランの大島は安打数で常にリーグ上位に入る


●通算安打……大島洋平(中日)480本

 安打数は中日の大島洋平で、2019年からの3シーズンで480本をマーク。2019年、2020年はリーグ最多安打のタイトルを獲得している。昨季も160安打と好調で、キャリア通算は1748安打。2000安打到達の日も近い。

●通算盗塁……近本光司(阪神)91盗塁

 盗塁数の令和最多は阪神の近本光司だ。1年目の2019年に36盗塁でタイトルを獲得すると、翌2020年もリーグ最多の31盗塁を記録。2021年もタイトル獲得こそならなかったが、リーグ2位の24盗塁と変わらぬ走力を見せつけた。

●通算出塁率……鈴木誠也(広島)出塁率.433

 出塁率トップは、今季から活躍の場をメジャーに移した鈴木誠也だ。広島時代には、2019年、2021年でリーグ最高出塁率を記録している。パワーだけでなく優れたバットコントロール技術も備えた現役日本人屈指の打者。アメリカでの活躍を期待したい。

写真=BBM
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