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ソフトバンク開幕8連勝の立役者、プロ初本塁打の三森大貴。出塁率も高い抜群のトップバッター

 

「今のスタイルで長打も打てればベスト」


4月5日のオリックス戦でプロ初本塁打を放った三森


 ソフトバンクの開幕8連勝を呼び込んだのは三森大貴のバットだった。4月5日のオリックス戦(PayPayドーム)。初回に2点を先制されたが2回裏、二死二、三塁の好機で打席に入った三森が右翼テラス席へプロ初アーチとなる逆転3ランをたたき込んだ。「公式戦初ホームランは、やはりうれしいですね」。初回限りで先発の石川柊太がアクシデントのため降板していたが、三森のひと振りで嫌な流れも断ち切ってソフトバクは6対3で勝利した。

 今季、開幕から一番に座る三森。積極的な打撃が持ち味だが、状況に合わせてしっかりと粘ることもできるだけに適性は高い。ただ、昨季も82試合のスタメン出場のうち51試合で一番で起用されたが、同打順での打率.259、出塁率.285は気になるところではあった。今春は「僕自身もそこ(一番)を目指してやらなきゃいけない」と意気込んでのキャンプイン。しっかり課題を克服して、ここまで8試合で打率.333、出塁率.444と一番として抜群の活躍を見せている。

 昨季の夏場に行った週刊ベースボールのインタビューでは「今のスタイルで長打とかも打てるようになればベストなのかなと思います。具体的に選手名を挙げるなら……、柳田(柳田悠岐)さんとかは打率も高い数字を残していますし、ホームランも打てる。ああいう打者になれれば一番いいのかなと」と理想を語っていた三森。23歳の可能性は無限大だ。

写真=湯浅芳昭
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