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DeNA復帰後初のお立ち台に上がった藤田一也の夢は「この球団で優勝したい」

 

2013年に楽天で日本一経験も……


4月19日の阪神戦で同点適時打を放った藤田


 お立ち台で「ただいま!」と声を張り上げた。4月19日の阪神戦(横浜)、4回二死三塁の場面だ。代打で打席に立ったベテラン・藤田一也はカウント2-1からの4球目、西勇輝が投じたチェンジアップに食らいつき右前へ同点適時打。5対4の逆転勝利に貢献し、ヒーローに選ばれた。

 昨年限りで楽天を自由契約となり、チーム最年長として10年ぶりに古巣・DeNAに復帰。39歳となり「楽天でプレーしていたときもベイスターズは気にしていたチーム。最後にもう1回ユニフォームを着られることへの思いは言葉で表せない」と現役最後のチームとする覚悟で横浜の地に帰ってきた。

 楽天では2013年に日本一を経験。だが、「05年にベイスターズに入団したときから、この球団で優勝したいというのが僕のキャリアの一つの目標だった」という。だから、「チャンスをもう一度いただいたので、その夢をかなえて引退したい」と古巣で頂点に立つことを誓っている。

田中健二朗[左]とともにお立ち台に上がり、ファンと喜びを分かち合った


 キャンプ中に行った週刊ベースボールのインタビューでは「ベイスターズが僕にとって最後の球団です。表現の仕方は難しいんですけど、ファンの声援が“クセ”になっているんですね。病み付きになっているというか。どんな形でもいいからプレーヤーとしてもう一度勝負したいんです。まだスタンドが増設された満員のハマスタでプレーしたことがないので、早くプレーしたいですね。そのときは、たぶん鳥肌が立つんじゃないかな。ファンの皆さんに応援していただけるようなプレーをしていきたい」と語っていた。

「必要とされるところでしっかり結果を残せるように準備しておきたいです」と闘志を燃やす背番号3が、チームを上昇気流に乗せていく。

写真=BBM
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