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本塁打&打点でリーグトップに立った巨人・岡本和真。王貞治、野村克也に並ぶ記録への期待

 

三冠王も狙えるか


4月22日の中日戦で7回、6号ソロを放った岡本


 広いバンテリンドームをものともしない一撃だった。4月22日中日戦の7回、一死走者なしで打席に入った巨人の四番・岡本和真田島慎二が投じた真ん中低め146キロ直球を右へ“引っ張った”。打球は右中間席へ突き刺さる6号ソロ。「調子うんぬんじゃなく、その日、その日、しっかりやるべきことをやろうと思っています」と岡本は語ったが、自らの役割に徹して、この日は3安打2打点でチームの勝利に貢献。6本塁打、18打点はいずれもリーグトップに立った。

 広角に本塁打を打てる正真正銘のスラッガーだ。高卒4年目の2018年に打率.309、33本塁打、100打点と史上最年少で「3割・30本塁打・100打点」を達成すると、20年も打率.275、31本塁打、97打点で本塁打王、打点王の2冠に。昨季も本塁打と打点の二冠王を2年連続で達成したが、これは史上8人目の快挙だった。

 今季は3年連続で本塁打&打点の二冠王を狙いたいが、過去には王貞治(巨人)、野村克也(南海)だけが達成している。王は1964年から1967年、1971年から1974年と4年連続を2回、野村は1962年から1967年の6年連続だ。王は1973年、1974年、野村は1965年には首位打者も含めた三冠王に輝いている。

 岡本は現在、打率は.295でリーグ10位。まだ気が早かもしれないが、岡本にも十分三冠王の可能性はあるだろう。

写真=川口洋邦
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