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佐々木朗希とバッテリーを組む松川虎生。重要視するのは「もっと広い意味でピッチャーの良さを引き出すこと」

 

堂々とマスクをかぶる姿


高卒1年目ながら捕手として一軍戦力となっている松川


 4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で28年ぶり史上16人目の完全試合を達成した佐々木朗希(ロッテ)。日本記録となる13者連続三振に日本タイ記録となる1試合19奪三振もマークした。さらに続く17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)も8回まで走者を1人も出さない完全投球。打者24人に対し、3回を除く毎回の14奪三振と相手打線につけ入る隙を与えない。シーズン初登板からの4試合連続で2ケタ奪三振は、ダルビッシュ有(当時日本ハム。現パドレス)、野茂英雄(元近鉄ほか)に続く史上3人目の快挙だった。

 佐々木朗は本日4月24日のオリックス戦(京セラドーム)で先発予定。再び快投を見せるか注目されているが、佐々木朗とともに脚光を浴びているのがバッテリーを組む松川虎生だ。今季、ドラフト1位でロッテに入団した18歳。繊細かつ大胆なリードで佐々木朗のピッチングをアシストしている。

 ただ、週刊ベースボールのインタビューで「キャッチングやブロッキングなど求められる技術が多岐にわたる捕手ですが、最重視しているのは配球面?」と問われた松川は次のように答えている。

「配球やリードが一番ですけど、もっと広い意味でピッチャーの良さを引き出すことです。それは、ただサインを出す以外にもできることはあると思っているんです。どんなに苦しい状況でも、キャッチャーも苦しくなってはダメ。そういうときこそ、『どんどん投げてこい』というジェスチャーを交えることも大事だと思っているんです」

 堂々とマスクをかぶる姿は、高卒新人とは思えない。プロの投手は制球力もあり球種も豊富。リードに関して「すごく楽しいです」と口にするが、すぐに「でも、まだまだ勉強することはたくさんあるので」と続ける。果てしない向上心を持つ松川が完全試合のリベンジに燃えるオリックス打線相手に、佐々木朗とどのように立ち向かっていくのか。興味は尽きない。

写真=BBM
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