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沖縄出身初のノーヒットノーランを達成したソフトバンク・東浜巨が語る地元自慢

 

球団史上3人目の快挙


5月11日の西武戦でノーヒットノーランを達成した東浜


 150キロ前後のストレートにシンカー、カットボールといった変化球がさえた。5月11日の西武戦(PayPayドーム)。ソフトバンク先発の東浜巨が史上84人目(95度目)のノーヒットノーランを達成した。2四球を与えたが、いずれも次打者を遊ゴロ併殺打に仕留め、打者27人での快挙達成。要した球数は97と、100球未満での完封「マダックス」も達成するなど素晴らしいピッチングだった。

 球団では2019年の千賀滉大以来、3年ぶりのノーヒットノーラン。沖縄出身の選手では史上初だ。沖縄尚学3年春、2008年のセンバツでは頂点に立っている東浜。もちろん、地元への思いもあふれている。週刊ベースボールで「地元自慢」を問われて次のように答えている。

「海とかはありきたりなんで(笑)、人の温かさですかね。僕自身も帰るたびに感じています。僕が生まれたところだからというのもあるかもしれませんが、沖縄の人と話すと安心する。やっぱり帰ったら訛りに戻りますよ。ただ、『おかしな訛りになっているぞ』とは言われますけどね(苦笑)」

「オススメスポットは、僕が毎年行くパワースポットがありまして。宮城島に『ぬちまーす』っていう塩工場があるんですけど、その工場の横に崖があるんです。そこからの景色が本当にキレイで。『果報(かふう)バンタ』っていいます。僕が行き始めたころは知る人ぞ知るっていう感じだったんですけど、今ではすっかり観光地になっています」

 1週間後の18日は那覇での西武戦。東浜は凱旋登板が有力視されるが、故郷のファンの前で再び快投を見せることができるか。

写真=湯浅芳昭
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