6月は18日の西武戦でノーヒットノーランを達成した山本
6月度のパ・リーグ月間MVPが発表され、投手部門は
山本由伸(
オリックス)、打者部門は
杉本裕太郎(オリックス)が選ばれた。
山本は2021年10、11月度以来、6度目の受賞。6月は4試合に先発登板し、リーグトップタイの3勝、同トップの33奪三振の成績を残した。
6月4日の
広島戦(マツダ広島)では7回3安打2失点(自責1)の投球でチームを今季初の4連勝に導く。11日の
阪神戦(京セラドーム)では8回7安打2 失点(自責1)と粘りの投球を見せるが、勝ち負けつかず。交流戦明け初登板となった18日の西武戦(ベルーナ)では、5回に与四球1のみの完璧な投球でプロ野球史上86人目(97度目)のノーヒットノーランを達成した。
続く25日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)でも8回4安打無失点で自身3連勝。6月は登板したすべての試合で7回以上を投げ、自責点を1点以下に抑える圧巻の投球で、負けなしの月間3勝を記録。進化を続ける若きエースの活躍は、巻き返しを狙うチームを支える大きな原動力となった。
【山本の6月成績】
4試合 3勝0敗 投球回32回 防御率0.56 奪三振33 自責点2
6月はリーグトップタイの15打点と勝負強い打撃を見せた杉本
杉本は2021年6月以来、2度目の受賞。オリックスの投打ダブル受賞は2021年6月度(投手:山本由伸、打者:杉本裕太郎)以来、13度目だ。
6月はチームの全21試合に先発出場し、リーグトップタイの15打点、同2位タイの5本塁打、同2位の長打率.538の成績を残した杉本。5月中旬に一軍復帰してから次第に調子を上げ、5月24日から始まったセ・パ交流戦でも好調を持続。6月は1日の
DeNA戦(横浜)から4試合連続マルチ安打、8試合連続安打と安打を量産。四球でも出塁を重ね、全21試合中19試合で出塁しチームに貢献。チャンスの打席では勝負強い打撃を見せ、5本の殊勲打(先制打3、勝ち越し打1、同点打1)を放ち、チームの月間勝ち越しに大きく貢献した。
【杉本の6月成績】
21試合 打率.282 22安打 5本塁打 15打点 1盗塁
写真=BBM