先発はもう若手だけでいい
8月21日の
阪神-巨人戦を阪神の代打の神様・
八木裕君と一緒に東京ドームのレジェンドシートで解説した。
阪神は先発の
才木浩人が調子悪いなりに抑え、リリーフ陣もピシャリと抑えた。打線も
中野拓夢、
大山悠輔が戻ったことで得点力が増し、あとは
ロハス・ジュニアだね。八木君とも話したが、別人のように体のキレがいい。CSに向け、戦う形がしっかりできていると言っていい。
今やれば
ヤクルトより強いかもしれないね。
対して巨人だが、先発が
シューメーカーか……。彼がどうこうじゃなく、もうすぐ最下位になろうかという位置で、残り試合も30試合を切る。もう外国人投手はいいんじゃないか、と思ってしまう。
実戦は若手投手にとって、これ以上ない勉強の場だ。来季使いたい若手を先発でしっかり回し、シューメーカーは、そのあとの中継ぎで十分じゃないだろうか。
打線も確かに
丸佳浩や
中田翔は調子がいい。
坂本勇人も帰ってきた。
でも、今の球場にはしらけたような雰囲気が漂っている。実績なんてもういいから、覇気のあるガムシャラな若い選手をどんどん使ってほしい。これはたぶん俺だけじゃなく、ファンのみんなが思っているはずだ。
でも、どこで歯車が狂ったんだろう。
春先は若手にチャンスを与え、結果も出ていい回転になっていたが、途中から完全にチグハグになった。
原辰徳監督もコーチに遠慮しているように見えてならない。俺がコーチをしていた時期にみたいに、もっとぐいぐいと強引にいかないと本当に最下位で終わっちゃいますよ。