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プロ野球はみだし録

王貞治、バース、落合博満…歴代の三冠王で“本塁打王”は誰?【プロ野球はみだし録】

 

落合とバースは自己最多で三冠王に


85年に54本塁打を放った阪神ランディ・バース


 令和で最初の三冠王となることが確実視されているヤクルト村上宗隆だが、中でも最も注目を集めている数字が本塁打だ。村上は1964年の王貞治(巨人)、2001年のタフィ・ローズ(近鉄)、02年のアレックス・カブレラ(西武)ら3人が並ぶシーズン55本塁打をマーク。もし万が一にも三冠王とならないことがあっても、歴代の三冠王たちを超える本塁打王となることは間違いない。

 王は1973年、74年と2年連続で三冠王となっているが、前述のように自己最多の55本塁打は64年のもの。三冠王となったシーズンは、64年の数字には届いていない。では、歴代の三冠王で、最多の本塁打を放ったのは誰になるだろうか。

1 バース(阪神)   1985年(セ) 126試合 54本塁打★
2 落合博満(ロッテ) 1985年(パ) 130試合 52本塁打★
3 王貞治(巨人)   1973年(セ) 130試合 51本塁打
4 落合博満(ロッテ) 1986年(パ) 123試合 50本塁打
5 王貞治(巨人)   1974年(セ) 130試合 49本塁打
6 バース(阪神)   1986年(セ) 126試合 47本塁打
7 松中信彦(ダイエー)2004年(パ) 130試合 44本塁打
8 野村克也(南海)  1965年(パ) 136試合 42本塁打
9 ブーマー(阪急)  1984年(パ) 128試合 37本塁打
10 落合博満(ロッテ) 1982年(パ) 128試合 32本塁打
11 中島治康(巨人)  1938年(秋)  38試合 10本塁打★
(★は自己最多)

 本塁打は積み上げるタイプの数字であり、一概には比較できないが、1位はバース、2位が落合で、いずれも自己最多。ちなみに中島は2シーズン制の秋季だから数字が小さいが、その後の1シーズン制でも10本塁打を超えられず、このときが自己最多となっている。

文=犬企画マンホール 写真=BBM
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