「シンプルに悔しいの一言」
慶大の二番・真田は東大とのフレッシュトーナメントで、1点を追う1回裏無死一塁から、同点の適時三塁打を放った
6対16。慶大は東大とのフレッシュトーナメント(ブロックB、11月8日)で、規定により7回
コールド負けを喫した。
1点を追う1回裏、無死一塁から適時三塁打を放った二番・真田壮之(1年・慶應義塾高)は試合後、反省を口にした。
「シンプルに悔しいの一言。1、2年で臨む最後のフレッシュトーナメントということもあって、かける思いは強かったですが、力及ばなかった。負けはしっかりと受け止めて、次に生かすしかありません」
182センチ80キロ。右投げ左打ちの外野手は打撃がセールスポイント。この1年間、リーグ戦出場はなく、2023年に向けては「春、慶應が日本一になるための一つのピースになれるように、この冬、努力していきたい。下半身強化と守備も鍛える」と意気込んだ。
最終日の10日には5、6位決定戦が控える。
「もう一回り強くなって、次は死ぬ気で勝ちにいく」
相当な決意を語った真田。3対16で迎えた7回裏は「何としても、食らいつきたかった。チーム一丸となって1球、1点。目の前のことをやるだけでした」と、意地の3点を返した。中1日で、どう立て直してくるのか。課題を洗い出し、修正点を考え、克服する能力がある集団である。時間は限られるが1、2年生で編成される慶大の巻き返しに注目だ。
写真=田中慎一郎