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西武が国内球場初となる環境配慮型の人工芝を導入! ベルーナドームの人工芝を7年ぶりに張り替え

 

ベルーナドーム人工芝張替えイメージ図[球団提供]


 西武は12月26日、2016シーズンから使用していたベルーナドームの人工芝を7年ぶりに張り替え、2023シーズンから新たな人工芝を導入すると発表した。すでに着工しており、完工は2023年2月下旬の予定だ。

 新しく導入する人工芝は、ミズノ株式会社の「MS CRAFT BASEBALL TURF-V(エムエスクラフト ベースボールターフ ブイ)」で、2016シーズンから2022シーズンまで使用していたモデルから衝撃吸収性などが向上し、プレー時のケガのリスクや負荷が小さくなることが期待される。また、光の反射を抑制し、プレー時の照明の照り返しが軽減されるほか、観戦するファンにとってはボールの視認性が向上するなど、より快適に観戦を楽しむことができる。

 西武では、2020シーズン初めにドームの照明をすべてLED化したほか、ゴミの分別を強化するなどして環境支援に積極的に取り組んでいるが、今回の人工芝の最大の特徴として、環境に配慮した作りであることが挙げられる。近年、人工芝のパイルが細かくちぎれることによって発生するマイクロプラスチックが海洋汚染につながっている問題が指摘されているが、今回導入する芝は耐久性を大きく向上させたことにより、ちぎれを抑制しつつも品質を維持できるようになり、長期間にわたり使用可能になった。

 監督や選手たちは、春季キャンプを終えた来年3月上旬より新しい人工芝が敷設されたベルーナドームでプレーする予定で、試合で使用されるのは、3月8日の中日とのオープン戦がこけら落としとなる。

栗山巧選手コメント
「2016年に今の人工芝が張られて初めて練習をしたときは、守備のチャージがかけやすく、球際にハードに行ける感覚でした。今回も同じミズノ社の人工芝で性能がアップしたと聞き、来シーズンもよい環境でプレーできることがうれしいです。松井(稼頭央)新監督のもと、新しいユニフォームを着て、新しい環境でファンの皆さまの前でプレーできるのを楽しみにしています!」
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