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カブレラの推定180m弾より可能性が高い? 「当たれば1億円」の夢のある看板広告がベルーナドームに登場!

 

2005年6月3日の横浜戦で三浦大輔[左]から180メートル弾を放ったカブレラ[写真=BBM]


 西武が本拠地ベルーナドームで今季初の全体練習を行った3月7日、バックスクリーンのLビジョン横の屋根に、「ここに当たれば¥100,000,000」というひと際目立つ看板広告が設置されていた。“ホームラントラス“と言われる位置に今季から広告看板を設置したのは東京都立川市に本社を構え、主に不動産事業を展開する立飛(たちひ)ホールディングスだ。

 2023シーズンにベルーナドームで開催される一軍公式戦において、この看板にホームランボールが当たれば、チームを問わずホームランを打った選手に1億円が贈呈される。「ここに当たれば¥100,000,000」の文字と集中線、ボールのイラストが組み合わさったシンプルなデザインの看板にホームランを当てるには、バッターボックスから直線距離で約150メートル弾を放つ必要があるとのこと。「打球角度にもよるが、2005年6月3日の横浜戦で当時西武のアレックス・カブレラ選手が放った推定180メートル弾と比べると、当たる可能性は十分にあると思う」と担当者は話す。

立飛ホールディングス ホームラントラス[球団提供]


 特定の場所にホームランを当てるとスポンサー企業から選手に対して賞金や賞品が贈られる、いわゆる“ホームラン賞”は各球団で設けられているが、今回特徴的なのは、選手だけでなく、立飛グループ従業員に対しても総額1億円が贈呈される点だ。

 今回の企画は、昨年ベルーナドームを訪れた立飛ホールディングスの村山正道社長の一言で、看板の設置と立飛ホームラン賞の内容が決まった。打った選手だけでなく、従業員にも1億円が分配されるのは「不動産事業を中核に、従業員の幸せを通じて社会貢献する。」という経営理念からだ。

 立飛ホームラン賞の対象試合は2023シーズンのベルーナドームで開催される一軍公式戦66試合。見事、看板直撃のホームランを放って1億円を獲得し、さらに立飛グループで働く従業員にも総額1億円を分配する“神様”のような選手が現れるのか。ベルーナドームで試合観戦をする際には要チェックだ。

渡部健人選手コメント
「1億円はすごいですね。使い道が思いつかないです。直線距離が150メートルとはいえ、相当飛ばさないといけないですし、しかも右打者の僕にとってライト寄りの位置というのは、さらにハードルが上がりますが、だからこそ狙う価値がありますよね! 中村(中村剛也)さんや山川(山川穂高)さんというホームランバッターの先輩方がいらっしゃいますが、そこは遠慮なく僕も狙っていきたいと思いますし、立飛グループの従業員の方々もハッピーになれるのでがんばりたいです」
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