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『よみがえる1958年-69年のプロ野球』1959年編

東映戦でまさかの勘違い? 審判も人の子、「いいよ、いいよ」/『よみがえる1958年-69年のプロ野球』1959年編

 

 3月29日、『よみがえる1958年-69年のプロ野球』第1弾、1959年編が発売された。その中の記事を時々掲載します。

『よみがえる1958年─69年のプロ野球』1959年編表紙


最初は岩本義行監督の言い間違い


 プロ野球の歴史を1年1冊で振り返る「よみがえるプロ野球シリーズ」。これまで3年間にわたり、1980年代、90年代、70年代をエクストラを含めれば、36冊で振り返ってきたが、2023年の第4シリーズでは、1958年から69年までの12年間を振り返っていく。

 資料が少ない時代であり、これまでより多少制作時間が必要になるため、今回は2カ月に1冊で2024年完結の予定とさせていただくことにした。

 間が少し空くので、時々、内容をちょい出しします。メーン記事は購読していただければと思っているので、結構、どうでもいい話が多くなりそうです。

 では、今回は1959年編から「東映のチーム情報ページ」の記事をピックアップし、加筆して掲載を──。

 8月27日の南海ホークス戦(駒澤)。

 前日のダブルヘッダーで連敗した東映フライヤーズは必勝を期してエースの土橋正幸を先発させたが、6回に長谷川繁雄に2ランを浴びた。

 ここで岩本義行監督が投手交代を告げる。場内には最初、金山勝巳の名前がアナウンスされたが、すぐ飯尾為雄に変更となった。

 そのあと球審から、この変更について丁寧にも場内に説明があった。それによると、岩本監督は「金山」と言ったあと、すぐ「飯尾、飯尾」と言い直したが、球審がこれを「いいよ、いいよ」と聞き間違えたのだという。

 飯尾はこの回をピシャリと抑えたが、ベンチに戻る際、スタンドからは「いいよ、いいよ」の声が飛び、大爆笑となっていた。
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