川淵氏の全仕事と、スポーツ界に残した数々のレガシーを綴る1冊
『キャプテン!』表紙
平成、令和の日本スポーツ史における最重要人物と言えるのが、川淵三郎氏だ。
日本初のサッカープロリーグを立ち上げ、バスケットボール界を改革、Bリーグを誕生させるなど、持ち前の行動力と胆力、類まれなコミュニケーション力で、古い体質もあった日本のスポーツ界を大きく変えた方だ。
6月30日、川淵氏の全仕事と、スポーツ界に残した数々のレガシーを綴る書籍『キャプテン! 日本のスポーツ界を変えた男の全仕事』がベースボール・マガジン社から発売される。自身、「多分、私にとって最後の著作になると思います」(同著『はじめに』より)という集大成の1冊だ。
野球界には、Jリーグ生みの親である川淵氏に複雑な思いを持っている方もいるかもしれないが、その仕事のスケールは圧巻。むしろぜひ球界関係者に読んでほしいとも思う。
巻頭には2023WBC日本代表監督として世界一に導いた
栗山英樹氏との特別対談を収録。サッカー界、野球界だけでなく、スポーツ界全体の未来を見据えた川淵氏の視野の広さ、深いスポーツ愛が感じられるトークだ。
川淵氏自らが「私自身の話より、興味深く読んでいただけるのではないかと思います」(同著『はじめに』から抜粋)と綴る、川淵さんとゆかりのある26人の「あの時の言葉」も必読。
岡田武史氏、森保一氏らサッカー関係者、田臥勇太氏らバスケット関係者、さらに主治医、40年担当の理容師の方まで、幅広い方々の証言で、川淵氏の人間性を浮かび上がらせている。
また、発売を記念した出版記念イベントが6月29日、紀伊國屋ホールで開催。ご興味のある方は紀伊國屋書店ホームページを参照してください。