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2023夏の甲子園

【2023夏の甲子園】決勝前に健闘誓い合った慶応・森林監督と仙台育英・須江監督

 

今春センバツ初戦以来の対決


慶応・森林監督[左]と仙台育英・須江監督[右]は球場入りの際に、健闘を誓い合った[写真=田中慎一郎]


 第105回全国高等学校野球選手権記念大会の決勝が8月23日、阪神甲子園球場で14時にプレーボールされる。

 史上7校目の「夏連覇」がかかる仙台育英(宮城)と、107年ぶりの全国制覇を目指す慶応(神奈川)の対戦となった。

 両校には、特別な縁がある。

 グレー地の仙台育英のユニフォームは、慶応をモチーフとしている。かつて同校はアイボリーが基調で、胸の「IKUEI」は黒にオレンジの縁取り、欧文書体もプロ野球・巨人に近いデザインだった。仙台育英学園理事長の加藤雄彦氏は慶大出身。1985年秋以降、新たな時代を築き上げていく信念の下、慶應義塾の了承を得た上で、モデルチェンジした背景がある。活動拠点の真勝園グラウンドが99年に完成した際には慶応と記念試合を開催し、以降も定期的に練習試合を組む親密な関係だ。

 今春のセンバツ初戦(2回戦)で対戦。仙台育英が延長10回タイブレークの末、2対1でサヨナラ勝ちしている。慶応はこの無念の敗戦以降、仙台育英を目標に練習を積んできた。

 11時30分、両チームは甲子園球場入り。バスから降りて、隊列をつくる前に、慶応・森林貴彦監督と仙台育英・須江航監督が固い握手を交わし、健闘を誓い合った。

 すでに入場券は昨日、大会本部から14時1分の時点で「完売」が発表されている。全国3744校の頂点を決める戦いから目が離せない。
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