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【西武】完封か、サヨナラホームランか? 8月度「走魂賞」の投票を開始!

 

8月9日の日本ハム戦で132球の完封勝利を挙げた隅田[写真=BBM]


 西武は9月3日から「走魂賞 supported byこんにゃくパーク」の8月度の投票を開始した。一軍部門では隅田知一郎與座海人の両投手と野手から岸潤一郎が、二軍部門からは手術後のリハビリから支配下登録を目指す牧野翔矢ら3選手がノミネートされた。

 一軍部門では、プロ初完投・初完封勝利を挙げた隅田と自身2度目となる完封を今季最短タイの2時間8分でゲームを締めくくった與座、人生初となるサヨナラホームランを放った岸の三つ巴となり接戦が予想される。一軍部門を制するのは誰か?

 二軍部門では野手から児玉、滝澤、牧野の3名と投手から菅井がノミネート。

 一軍部門にノミネートされた3選手のコメントは以下のとおり。

【一軍部門】
〇隅田知一郎
すごくありがたいのですが、びっくりした方が第一です。前回、光成さん(高橋光成)が受賞してピッチャーでも可能性があるんだなと思っていました。9月もノミネートされるような結果を残したいです。

〇與座海人
光成(高橋光成)も前月受賞してものすごくうれしそうだったので、僕も取りたいと思っていたのでノミネートされてうれしいです。ファンの皆さま、よろしくお願いします!

〇岸潤一郎
チームの勝利のために1試合1試合がんばってきた結果が評価されたのだと思います。これからもチームの勝利に貢献できるようがんばります。

 なお、投票期限は9月7日(木)までとなっている。

<ノミネートされた選手とその理由>※いずれも8月31日時点の成績
【一軍部門】
(1)隅田知一郎
8月9日のエスコンフィールド北海道で行われた北海道日本ハム戦。9回132球の熱投で完封勝利を挙げた。自身初の完封勝利、自身最多の球数で決めた完投・完封は投手ながらもスローガンを完全に体現する投球だった。

(2)與座海人
8月2日のベルーナドームで行われた福岡ソフトバンク戦。見事な完封勝利を飾った。厳しい暑さの中で、9回を散発2安打に抑える見事な投球で、まさにチームを完走させる投球をみせたことから推薦した。

(3)岸潤一郎
打撃面以外でも「走魂」というスローガンのもと、最後のワンアウトまで諦めず、声を出す姿がある。守備面でも「とにかくアウトを取るんだ」という意識が強くそれを体現し続けている。どこにいても全力でやる選手。グラウンドでもベンチでも「チームを勝たせよう」と強く思うその姿勢が、8月4日のサヨナラ本塁打につな繋がったのではないか。普段の姿勢を野球の神様が見ていたかのようで、コーチ目線でもうれしい一打だった。

【二軍部門】
(1)児玉亮涼
 まず暑い中で試合に出続けている、ということとその中で、一切気を抜かないプレーを評価。この厳しい環境の中でも、同じパフォーマンスを出し続け、走攻守いずれも貢献度が高かった。ファームでは2盗塁、マルチ安打3回を含む12安打。塁上でも、次の塁を狙う気持ちが常に前面に出ている。

(2)滝澤夏央
 児玉同様にこの暑さの中で試合に出続けることができた。その中でのパフォーマンスも良い。前回の選定理由が、『塁に出ても「走りますか?」と一塁コーチに聞いてくるように常に「前へ、前へ」という気持ちがある』というものだったが、その姿勢はしっかり保たれている。月間15安打を放ち、盗塁はふたつ成功した。

(3)牧野翔矢
 手術明けのリハビリから支配下を目指してずっと頑張ってきた。厳しい環境の中でも目標に向かって走り続ける姿を、走攻守から感じることができる。8月はいずれにおいても結果を出しているということから、推薦した。月間打率.282、11安打と好調を維持した。

(4) 菅井信也
 投球回数やスタミナはまだまだパワーアップしていくと思うが、夏季の間も良いパフォーマンスを見せてくれた(8月は投球回数11回で自責点は2)。春先に比べて、球速、スタミナも上がり、チームが完走するための力を備えつつあるところから推薦した。
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