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社会人15年目、東邦ガスの37歳右腕・小椋健太 「涌井も頑張っている」2024年も現役続行

 

OB戦で先発して1イニング無失点


中京大中京高OBの中京大・杉浦文哉は学校創立100周年記念試合に出場。代打で勝ち越し犠飛を記録した[写真=BBM]


[創立100周年記念 オール中京・オール東邦 野球大会]
11月23日(バンテリンドーム)
中京OB6−3東邦OB

 中京大中京高と東邦高の創立100周年記念行事として11月23日「オール中京・オール東邦 野球大会」がバンテリンドームにて行われた。午前10時から大学・社会人でプレーする卒業生で編成したOBが対戦し、中京OBが6対3で東邦OBを下した。

 両チームを通じて最年長37歳の右腕・小椋健太(東邦ガス)が中京OBの先発投手に指名された。1イニングを打者3人、走者を出さず、無失点に抑え「イベントに参加できたのは楽しかった。1イニング、良い経験ができました」と笑顔を見せた。

 2004年夏に甲子園8強。アジアAAA選手権の高校日本代表で、東北高・ダルビッシュ有(パドレス)、横浜高・涌井秀章(中日)らとプレーした。高校3年間を振り返ってもらうと「なかなか勝てませんでした。2年秋は県大会初戦敗退。3年夏はチームが一体となって甲子園に出場し、最後は良い思いをさせていただきました」と明かす。苦労した理由は。ライバル・東邦高が立ちはだかっていたからである。小椋の記憶は鮮明だ。

「1年秋の県大会3回戦。1対0とリードして9回表のマウンドを迎えたんですが3ランを浴びて逆転負け。あの敗戦を機に、目の色を変えて取り組みました。3年夏の準々決勝では6回まで投げて7対0。7回を抑えればコールド勝利のところで6失点。最終的には8対6で勝つことができましたが、東邦さんからは勉強させてもらうことが多く、成長するきっかけとなる相手。愛知の中でもこの2校は高め合っていく仲。いつも結果は気になりますし、ライバル関係は続くと思います」

 中京大を経て、社会人15年目。24年も現役を続行する。「涌井も頑張っている。自分も刺激になります」。ライバル校、後輩からエネルギーを得て、まだまだ腕を振る。

文=岡本朋祐
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