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権藤主義

権藤博氏の自著『権藤主義 唯一無二の痛快野球論』で綴られた「常識」の中にある落とし穴とは?

 

 権藤、権藤、雨、権藤……でも知られる権藤博氏の自著『権藤主義 唯一無二の痛快野球論』(ベースボール・マガジン社刊)が全国書店で発売された。

世の中にまかり通る「常識」を疑え


発売になった権藤博氏の自著『権藤主義』


 本書のテーマは帯の文言にも採用された「常識を超えろ」。1998年には横浜ベイスターズの監督としてチームを38年ぶりの日本一に導いた権藤氏は、当たり前とされている常識をもっと疑い、例えそれが周囲からは「非常識」だと呼ばれても、そこにこそ道を切り拓く大事なヒントが隠されていると語っている。

・8回裏の点を取りにいってはいけない理由
・「自分の型を持て」のウソ
・その円陣、必要ですか?
・教えるな、ただ待とう
・罰金よりも「打たれたら賞金」
・抑え、指名すべからず
・天才監督ならではの弱点
・投手コーチ、アリバイ作りはやめなさい
・勝った翌日の新聞は読むな
・歌手も投手も「味」で勝負
・岡田阪神、武士は食わねどの栄冠

 など……各章の小見出しの一部を列記しただけでも、随所に忖度なしの権藤節が炸裂。古今東西の野球界のさまざま事象に触れ、「アレのアレ」を達成した阪神タイガースの岡田彰布監督の采配術にも言及するなど、どこから読んでも楽しめる1冊となっている。

 目からウロコの唯一無双の勝負哲学を、ぜひ本書で堪能してみてほしい。
週刊ベースボール編集部

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