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2024センバツ

【2024センバツ】「高崎から日本一!」健大高崎が地元に凱旋 次は春夏連覇にチャレンジ

 

「やっと夢がかないました!!」


JR高崎駅で行われた健大高崎高の出迎え式では、青柳監督[手前]と箱山主将[中央]に花束が手渡された[写真=矢野寿明]


 第96回選抜高校野球大会で群馬勢初制覇を遂げた健大高崎高が4月1日、地元に凱旋した。

 15時過ぎにJR高崎駅に到着すると、約500人が拍手で出迎えた。同駅でセレモニーが開催。JR東日本高崎支社から青柳博文監督、箱山遥人主将(3年)に花束が贈られた。

 青柳監督は一夜が明け、感慨もひとしおだ。あいさつでこう語っている。

「高崎から日本一という合言葉でやってきまして、やっと夢がかないました!!」

 喜びも束の間、指揮官は背筋を伸ばした。

「夏の甲子園に行ける保証はありませんので、レベルの高い群馬県で勝つために、もう一度、練習を重ねて、春夏連覇にチャレンジします」

優勝の原動力となったバッテリー。マスクをかぶる主将・箱山が2年生の両輪を好リードで引っ張った。左から左腕・佐藤、正捕手・箱山、右腕・石垣[写真=矢野寿明]


 主将・箱山もすでに、気持ちは夏に向く。

「自分たちはまた、甲子園に戻って、皆で校歌を歌って、うれし涙で高校野球が終われるように、また頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします」

 チーム一行は高崎市役所で優勝報告し、16時50分に母校に戻った。同校では「出迎え式」が行われ、生徒たちはリラックスした表情を見せていた。

健大高崎高は全部員の力の結集だった。2002年4月の創部から22年でついに、全国の頂点に立った[写真=矢野寿明]


 春季群馬県大会は13日に開幕する。健大高崎高は群馬高専と前橋東高の勝者と20日に対戦する。夏の甲子園で優勝経験のある桐生第一高、前橋育英高のほか、明和県央高、前橋商高、樹徳高と強豪ぞろい。各校は「打倒・健大高崎」で挑んでくるため、相手を上回るだけの気持ちの強さが必要となってくる。
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