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【大学野球】明大・小島大河、早大・伊藤樹…ドラフト上位候補に挙がる両雄 目の離せない最後の直接対決

 

大学日本代表メンバーとして戦った仲


今秋のドラフト上位候補に挙がる早大の伊藤樹[右]と明大・小島[左]は健闘を誓い合った[写真=BBM]


 東京六大学リーグ戦の開幕を2日後に控えた9月11日、東京都内で懇親会が開かれた。同連盟関係者のほか、報道陣(新聞、通信、放送各社)、同連盟に関わる関連企業が出席した。

 注目選手として壇上に立った明大・小島大河(4年・東海大相模高)は抱負を語った。

「チームが苦しいときに一本を出し、流れを変えたい」

 明大は昨秋、今春と早大との優勝決定戦で敗退し、天皇杯を逃した。今春のV決定戦では3回表、自らのバットで伊藤樹から逆転3ランを放ちながらも、5回裏に勝ち越しを許し、涙をのんでいる。明大は今春の早大2回戦で部史上初となるノーヒットノーランの屈辱を味わうなど、伊藤樹は「天敵」だ。伊藤樹は昨春以降、優勝決定戦を含めて対明大戦を「7勝0敗」としている。

「伊藤樹投手に打ち勝つことを目標にしている」。小島はあらためて、決意を語った。

 早大の注目選手として壇上に立った伊藤樹も「小細工なし、力でねじ伏せて、リーグ4連覇を達成して、引退したい」と頼もしいコメントを残した。この日、伊藤樹は新たなフォームで挑むことを明かしており、13日からの東大との開幕カードが注目される。

 伊藤樹と小島は昨年、今年と大学日本代表メンバーとして戦った仲であり、お互いを知り尽くしている。ドラフト上位候補にも挙がる両雄。早明戦は第6週(10月18日から)に組まれており、最後の直接対決が見逃せない。

文=岡本朋祐
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