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ヤクルト・田中陽翔 プロ入り後初の三塁守備に挑戦「めちゃくちゃやりやすかった」

 

シートノックに続き、フリー打撃中のノックでも三塁のポジションへ。ライン際の打球もさばいた[写真=太田裕史]


 ヤクルトは11月7日、秋季キャンプ第2クールの2日目を迎えた。今キャンプ2度目の実施となったシートノックでは、高卒1年目の遊撃手・田中陽翔がプロ入り後初となる三塁守備に就いた。「中学時代に1回ありますが、それ以来」というブランクながら、三遊間や三塁線への当たりにも難なく対応。遊撃に比べて距離が長くなる一塁送球でも、安定したスローイングを披露した。

「(三塁は)めちゃくちゃやりやすかったです。ショートより足を使わないので、自分に合っているというか。自分はあまり足が動かないタイプなので。ショートをやっていきながら、いろいろ試していきたいなと思っています」

 ドラフト4位で入団し、7月には今季の高卒ルーキーでは最速の一軍デビューを果たした期待の有望株だ。ファームでは75試合に出場し打率.254、守備は遊撃手のみの起用だった。最終盤に一軍再昇格するとプロ初安打に加え、猛打賞も記録。6試合出場で4安打、打率.308の成績を残してみせた。みやざきフェニックス・リーグを経て、自身初の秋季キャンプを過ごしている。

 今回の三塁起用は決してコンバートを告げられたからではない。「あくまでお試しみたいな感じだと思います」と田中自身も語る。ノッカーを務めた寺内崇幸内野守備走塁コーチからは「サードのほうが送球がいい」とも声を掛けられたが、「その送球をショートでもやっていけるようにしたい」とあくまで視点は遊撃手のままであり続けている。

 ただ、一軍定着が目下の目標となる19歳。今は遊撃手だけにこだわっているわけではない。出場機会が増えるのであれば「喜んで出たいと思います」と三塁起用にも意欲的だ。「もしサードを守ることになったら、もっとバッティングに力を入れていかなきゃいけない」と現実も見ている。秋季キャンプには体重を増やして愛媛・松山に乗り込んだ。「体重92キロ、体脂肪率は12パーセントほどにおさめてキレのある体を目指している」とパワーアップに向けて、ボディーメークも計画を進めている。

 池山隆寛新監督は打ち勝つ野球が理想であるだけに、打てば起用の幅が広がることは間違いない。来春の一軍キャンプ帯同を目指しながら、土台をつくり上げる秋とする。

(文=週刊ベースボール編集部)
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