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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第31回「江川の速球はすごかった!」

 

一番速かったのは江川


 今回は、僕が現役時代に対戦した投手たちの話をしましょう。いったい何人と対戦したのかな。数えたこともありませんが、すさまじい数でしょうね。

 素晴らしい投手がたくさんいたし、すごい球もたくさんありました。1970年代なら巨人堀内恒夫さんのブレーキのきいたタテのカーブもそうですし、大洋(現DeNA)の平松政次さんのシュートは、打てる打てない以前に、どうやったら体に当たらずに逃げられるんだろうって思ってました。ストレートと同じ速さで来て、逆スライダーみたいに真横に体に向かってきますからね!

 ストレートが一番速かったのは、巨人の江川卓です。肩の故障もあって1980年から数年間が球速的にはピークでしたが、その後も、ここぞというときは全盛期並みのストレートを投げてきたし、緩急をうまく使う、クレバーなピッチャーでした。

 ドラゴンズが久々の優勝を飾った82年は、江川はまさに全盛期真っただ中です。速かったですよ! ウチも優勝のために「打倒・江川」が一つのテーマでした。ご存じかどうか知りませんが、当時・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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