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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第34回「大は小を兼ねる?」

 

「足がデカい」から来い?


 この原稿は10月24日の昼間に書いていますが、23日の広島-DeNA戦[マツダ広島]は本当に興奮しました!DeNA・ラミレス監督の采配には感服です。

 パ・リーグはすでにソフトバンクの進出が決まっていますが、広島、DeNAのどちらが進んでも日本シリーズは素晴らしい戦いになると思います。期待しましょう!

 ただ、仮にDeNAが進出すると、ペナントレース3位チームが日本一になる可能性があるわけですよね。一度、2010年にロッテが達成し、“下克上”と騒がれました。短期決戦としては非常にスリリングで、僕も楽しんで見ていますが、いい悪いではなく、セ・リーグとパ・リーグの頂上決戦という雰囲気は薄くなってきましたね。私は中日で2度、日本シリーズに出ていますが、当時は、いずれもセとパの王者としてのプライドと重圧を感じての戦いでした。

 最初の日本シリーズは1974年、ロッテとの対戦でした。金田正一監督時代ですね。実はその前に一度、金田さんとはお酒を飲んだことがあります。ロッテがオープン戦で名古屋に来たとき、僕がよく知っている飲み屋にいらして、僕が店のオーナーに呼ばれたんですよ。

 店であいさつしたとき、「大島です。よろしくお願いします!」と言ったら、開口一番、「おお、お前が大島か。おお、お前・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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