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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第63回「不器用で頑固だった田中幸雄」

 

若手時代の幸雄。まだ細いですね


譲らない男


 最近、分かったことなんですが、僕は仕事をしていると顔が違うみたいです。

 特に球場ですね。自分で写真を見ても感じますが、間違いなく、いきいきとしています。選手やファンの人たちが発する熱気のようなものが、僕を元気にしてくれるようです。

 プラス、「仕事」だからでもあります。仕事となると手を抜けないのが、大島です。選手時代は、正直、解説者なんてやりたくありませんでした。人前で話すのは照れくさいし、先輩方の解説を聞いて、「勝手なこと言ってるな」って思うことも多かったからです。ただ、テレビやラジオ、もちろん雑誌もそうですが、記者やスタッフの皆さんに手伝ってもらいながら、少しでも多くの方に野球の楽しさを伝えていこうと一生懸命やっているうちに、すっかりハマってしまいました。

 今回は、そんな解説者の仕事に今年から加わった後輩の話です。

 彼に関してはオチャラケた話はまったくありません。むしろ・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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