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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第70回「試合中、相手チームの選手に打撃を教えちゃった!」

 

踊ってるわけじゃありません。退場シーンです


あと5年やる!


 今回は、ふたたび時系列に沿っての僕自身の話です。少し行ったり来たりになっていますが、せっかくの長期連載ですし、思い出したことは全部書いていこうと思っています。

 1990年8月21日、39歳10カ月で2000安打を打った僕は、その後、10月16日の誕生日で40歳になりました。周りは、やたらオッサン扱いしましたが、別に衰えも感じませんでしたし、体力、気力とも20代の連中にもまったく負けていない自信がありました。昔のようなフルスイングは確かにできませんでしたが、その分、経験と磨き上げた技術があります。まだ、余裕で行けるぜ! と思っていました。

 オフの2000安打の記念パーティーでも、「あと3年は絶対やります!」と宣言したんですが、春のキャンプで体がよく動き、ナゴヤ球場での古巣ドラゴンズとのオープン戦で、すごくいい感触のホームランを打ったんです。そのとき、「俺、5年はやれるかもしれん」と思って、今度は「3年じゃなくて、あと5年やる!」と宣言し直しました。

 いまより選手寿命が短い時代でしたし、みんな冗談だと思ったでしょうが・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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