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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第71回「野球人生でたった一度の子どもを抱いてのお立ち台」

 

運動靴の打撃は結構苦労しました


運動靴で試合にも


 前回は、2000安打達成の翌1991年の話から、いつものように少し脱線しました。

 以前も書いたことがありますが、僕は現役時代、記録やタイトルを自分の野球人生の目標や節目にしようという気持ちはまったくなかった男です。

 一度、亡くなられた衣笠祥雄さん(元広島)から「野球選手は数字も大事だよ」と言われたことがあり、引退してから「なるほど。そうなのかな」と思ったことはありますが、現役時代は何も思っていません。2000安打も300本塁打もすごくうれしかったし、ベテランになればなるほど、記録達成で「よくやったな、俺」という感慨は深くなりましたが、それで「自分はやり遂げた。もういい、やめよう!」とはならなかった。喜びはその日だけで「よし、あすもまた頑張るぞ!」でした。

 これは僕自身の考え方でしょうね。プロ野球という自分の仕事を・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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