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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第103回「ガッツのフォームをなぜ直さなかったのか」

 

00年のガッツは最多安打のタイトルを獲っています


恐怖の二番打者ガッツ


 広島が、なかなか軌道に乗れませんな。丸佳浩が抜けた影響なのか、打線がつながらない。広島らしさが出てこない。

 しかし! 戦力はあるのです。力のある選手はたくさんいます。あとは、うまくはまるかだけだと思います。先は長い。焦らずにいきましょう。ファンの皆さん、ご安心を。エンジンがかかるまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、広島は必ず来ますよ。

 わがドラゴンズは、いい感じできているのではないでしょうか。勝っても負けても競った試合をしており大崩れはしていません。投手陣も打線も我慢強く頑張っていると思います。これを続けていきましょう。それがチームの力になっていきます。

 巨人は、少し足踏みをしていましたが、まずは気持ちのいい勝ちを重ねています。ただ、勝ちに隠れていますが、課題も見えています。原辰徳監督はそれを分かっていると思いますし、経験豊富な指揮官ですから、クリアする策は準備しているはずですけどね。

 いずれにせよ、ペナントレースは、まだ始まったばかり。これから何が起こるか分かりません。

 さて、久々に「大島康徳半生記」を再開です。前回は、2000年の日本ハム就任1年目の開幕直後、投手起用などの話をしました。

 あの年の序盤は一進一退を続けながらも5月30日には1日だけですが、首位にも立っています。前半戦の推進力は打線、特に特大ホームランを連発したオバンドーでした。

 前年5月入団で、あの年は2年目。まじめな選手でしたね。高めのボールが好きだったんですが、リーチがあって、結局、低めのほうをよく打っていました。最終的にはリーグ2位の打率.332に30本塁打、101打点。ヒザに故障を抱え、107試合の出場でしたが、全試合に出ていたら40本塁打もあったかもしれないですね。

 申し訳なかったのは・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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