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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第104回「カープも雄星もリセットが大事!」

 

四番として必死にもがいている鈴木誠也。これを糧にさらなる成長を


丸を消せ?


 今は、4月16日の午前中です。ナオミさん(愛しの妻です)が耳鼻科に行ったので、僕は祭(=12歳トイプードル♂)と留守番をしながら、メジャー・リーグのインディアンス─マリナーズ戦を観戦しています。

 先発のマリナーズ・菊池雄星が初回にやられ、0対2。始まったばかりですが、きょうも勝てそうには見えませんね。なんというのかな……ピッチングがおとなし過ぎます。

 西武時代から、こういうピッチングをしているときは、コースを狙い過ぎ、あげくカウントを悪くして甘い球を狙われることがありました。日本のバッターなら、それが単打で済んでも、メジャーなら一発になる可能性も高くなります。

 インコースを突くのはいいのですが、外に沈むチェンジアップ系の球がないと、メジャーでは厳しいかもしれないですね。ただ、シーズン中に新しい球種を試すのは簡単ではありません。ならば、開き直って、思い切りを大事にしてほしい。もともと四隅をきっちり突く制球力はありません。ある程度、アバウトだけど、強い球を投げるから打者の脅威となった。今は結果を欲しがって、ピッチングが小さくまとまっています。多少、球が暴れてもいいから、思い切って攻めていったほうが、いい結果にもつながると思います。

 今回は、僕の日本ハム監督時代の退場の話を書くつもりでしたが、編集長からの依頼で・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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