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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第127回「WBC編4 頼むよ、ボブ!アナハイムの大誤審」

 

ボブに抗議する王監督。ベンチも「心は一つ」でした


ボールの苦労


 突然、入った悲しい知らせ……。

 金田正一さんが旅立たれました。また、一人、大切な方がいなくなってしまいました……。

 先日、ナオミさん(愛しの妻です)と一緒に金田さんにお会いすることができました。ご親族の皆さまにお許しをいただいて、優しい表情の金田さんのお顔を、おでこをそっと撫でさせていただきました。

 ありがとうございました。

 ナオミさんは“黄金の左腕”を撫でさせていただき、大きな左手を握りしめていました。

 ありがとうございました。

 同じ球団に所属したことはありませんでしたが、名球会に入会以来、とてもかわいがっていただきました。僕だけでなく、大病をしたナオミさんのことも、いつも心配してくださり、息子たちのこともかわいがってくださいました。思い出は尽きません。

 とても優しい気配りの方でしたので、僕だけが特別ということではなかったと思いますが、僕にとっても、僕たち家族にとっても、金田さんは特別な方でした。

 本当に本当にありがとうございました。

 では、話を再び2006年第1回WBCに戻します。

 最後、韓国に負けて1位通過ができなかったアジアラウンドですが、僕は、通過順位は「別にいいんじゃないかな」と割り切っていました。勝つに越したことはありませんが、アメリカの二次ラウンドもリーグ戦ですし、まだしゃかりきになって勝敗にこだわる時期じゃありませんから。

 ただ、別の意味で後悔が・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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