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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「早く1本打ちたい開幕戦。でも落合は違ってさすがでした」

 

監督1年目の2000年の開幕戦は無念の逆転サヨナラ負け[写真]。実は監督時代の3年間は一度も開幕戦に勝てませんでした


考え始めるとよくない?


 いよいよプロ野球が開幕。そこで今週は、僕の開幕戦の思い出などをお話ししていきたいと思います。

 開幕を迎える気持ちというのは、若手と、ある程度実績を残してからではまったく違います。若いころは、まず開幕ロースターに入れるかが心配で、そこで残れたら次はスタメンで出られるのかどうか。それがまず頭をよぎりますよね。

 開幕戦を迎える日は、ホームゲームだったら、知っている魚屋さんがタイを届けてくれたりして、それで送り出されたりということもありますよ。それは結婚してからですけどね。ビジターの場合は、ホテルから出ていくので、球団が用意してくれるかどうか。タイの尾頭付きがなければ、アジの開きの頭付きを食べて出ていくとか(笑)、そんなのもありましたよ。

 開幕戦は、オープン戦で状態がいいときは、「これでいける」という気持ちで入るんですが、高揚感もあって力んでしまうのか、意外とそういうときは結果が出ないですね。ちょっと不安があるぐらいのほうがたぶん成績はいいと思います。

 初めて開幕スタメンになった年(1972年)に・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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