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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「高3生には『野球をやってよかった』と思って巣立ってほしい」

 

甲子園の交流試合で敗れて涙を流す選手たち。このシーンを経ることができただけでも、心の区切りがつくと思います


1試合を皆で分け合う


 今週は高校野球の甲子園での交流試合がありました。僕も、テレビで地元・大分の大分商高のピッチャーの川瀬(川瀬堅斗)君なんかも見てましたよ。大会前にちょっと足を痛めたとかで、立ち上がりは良くなかったようですけど、全体的には良い球を投げていましたね。あと、夏の独自大会も、東西東京の帝京高と東海大菅生高の試合もテレビで見ました。

 やっぱり、こういう試合は、このコロナウイルスの影響下で、3年生が野球部を巣立っていくためのけじめとして必要なものなんだな、と思いましたね。これで一つの気持ちの区切りがつけられるんじゃないかと。

 負けたほうのチームの選手が泣いているシーンを見ると、やっぱりなんかあれが高校野球の原点というか、そんな気がします。3年間の思いがあの一瞬に詰まって、あふれ出てくるようなね。あの、一つの涙によって・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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