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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「セカンド、ショートはファースト、サードとは全く別物です」

 

高木守道さん。フットワークが良く、あらゆるプレーが速くてうまかった。中でもバックアップ力が抜群でした


サイ・ヤング賞の期待


 阪神から、新型コロナウイルスに感染した選手が大量に出てしまいました。もう、誰がどこで感染しても不思議ではない状況になっているとは言いながら、これは一番懸念されていたことで、残念でした。

 感染が広がった可能性があるのが、遠征での食事会ということですよね。遠征先というのはどうしても気持ちが緩みがちになりますのでね。球団としても外食のできる日にちや人数に決まりをつけていたようですけれども、人数を守ることが徹底できなかった。ちょっとそこに、油断、甘えが見えてしまいますよね。

 食事会のメンバーには、福留孝介なんかも入っていたとのことです。孝介は私もよく知っていますし、仲もいいので、あえて厳しく言わせてもらうと、経験とか立場から言ったら、「その人数はダメだよ」と、止めるほうにならなきゃいけない。そこは自分たちで律していかないと。気をつけようという気持ちはある中だったとは思いますけれども、結果こうなってしまうと、残念だな、という気はします。

 話は変わりますが、メジャー・リーグのレギュラーシーズンが終わりました。今季の日本人メジャーは、ピッチャーは良かったですが、野手陣が惨敗でしたね。

 今年から行った筒香(筒香嘉智、レイズ)、秋山(秋山翔吾、レッズ)にしても、2割前後から2割台前半の打率に終始しました。僕はやはり・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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