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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「阪神・大山は四番の風格で巨人・岡本に追いついていけば楽しみです」

 

今季は自分のスイングを貫くことができている大山悠輔[阪神]。配球を読んで狙い打てるようになれば四番の風格が出てくるはず!?


 今度はロッテに新型コロナウイルスの感染者が大量に出てしまいました。今回は防止対策のルールを逸脱した人はいなかったということで、対策をしていてもこういう結果は起こり得るということが分かりました。ここから約2週間ぐらいは、大幅な戦力低下は避けられません。ソフトバンクと首位を争っていますから、優勝争いに対しても影響を大きく及ぼすかもしれないということは言えますね。

 ロッテはここまで、チーム一丸でしぶとい戦い方をしていますから、戦い方自体は変える必要はないと思いますけれども、やはりこれまで一軍にいた選手と、今回のことで新たに一軍に上がってきた選手では力の差はあるでしょう。安田(安田尚憲)みたいに、パッと一軍に上がって通用する選手が、ほかに3人も4人もいるわけではないでしょうからね。もうとにかく、ピッチャーが踏ん張って、ロースコアの展開に持ち込み、ワンチャンスを生かして少ない得点で勝つ、というような形を目指して戦っていくしかないでしょう。残った選手で何とか食らいついていってほしいものです。

 もうこれ以上、ほかのチームを含めて感染者を出すことなく、なんとかペナントレースが最後まで行ってくれることを祈るばかりです。

岡本に見える四番の自覚


 セ・リーグのほうでは、巨人の菅野(菅野智之)が開幕13連勝を達成しました。最近は少し調子に陰りがみられて、点を取られることもあるのですが、ここまでくると「菅野には負けさせられない」という野手の援護も出てくるようになっていて、やっぱり負けない。すでにそういう相乗効果が生まれる段階に来ていますね。

 もちろん、連勝記録は一度負ければ終わりですし、この号が出るまでにももう一回登板があるので、その時点ですらどうなっているか分かりませんが、・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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