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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「現場を味わい、あらためて『球場っていいな』と思いました」

 

10月13日の楽天戦[ZOZOマリン]、井上のサヨナラ打で勝利したロッテ。スタンドのお客さんの感激も伝わってきました


今季のロッテらしい粘り


 10月13日、ZOZOマリンでのロッテ-楽天戦で、おかげさまで球場への「現場復帰」を果たすことができました。ご存じのとおり病気をしているところに、新型コロナのことがあって、これまでなかなか球場には行くことができませんでしたけれども、ホントにありがたく、「やっぱり球場はいいな」と思いました。

 結果はロッテのサヨナラ勝ちでしたが、内容的にもいいゲームで、プレーヤーの皆の必死さがじかに伝わってきました。やっぱり、現場で見るというのは、テレビで見ているのとは違うところがありますね。あのゲームを仕事として放送できたことには、非常に喜びを感じました。

 お客さんも、本来であればグワッと盛り上がるところを、大きな声は出せないということで自分たちの中である程度制限しての観戦でしたが、サヨナラ打を打った井上(井上晴哉)のヒーローインタビューのときでも、その涙に感動して同じように涙するお客さんがいたり、そういう球場の一体感も感じましたし、プロ野球というものは人に感動を与えることができるものなのだな、と現場であらためて感じました。

 あとは、球場に入るときも、行動記録など、いろいろなものを書いたり、検温があったり。まあ検温は僕は4年間、毎日つけていますけれども(笑)。放送ブースの中でも、関係者の方が非常に気配りをしながらやってくださっているというのがあって、「絶対ここからは感染者を出しちゃいけないぞ」という思いを、じかに行ってみて、あらためて感じることができました。最近は、周りを見回すと、気をつけている人と、そうでない人の温度差が大きいなと感じることも多いですけれどもね。

 さて、この日の試合のほうは、立ち上がりの楽天・則本昂大の出来を見ていると・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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