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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「ソフトバンクは誰かが欠けてもカバーできる選手層がありました」

 

ソフトバンクは、投打ともベストなメンバーがそろう状態はあまりなかったが、それでも選手層の厚さを武器に適材適所の起用で優勝を手にした


いつもと違うドラフト


 ドラフト会議が終わりましたが、やっぱり今年はちょっと例年と違う感じがしましたね。僕は個人的には「さあ、あの選手がどこに指名されるだろう」という盛り上がりが、ちょっとなかったような感じがします。

 というのは、今年はお客さんを入れていないとか、各球団が一堂に会さず、各部屋に分かれてやったという、イベントの開催方法の面もあるでしょうけど。記者会見のほうも、いつものように胴上げをやったりというのがなかったりね。でもそれより、今年は大会があまりなくて、「この選手が突き抜けているんだな」という印象が、こちらにもあまりない、というのが大きいと思います。

 球団のほうも、スカウトの足の運び方、情報が限られた中での指名になったと思います。もっと埋もれた選手がどこかにいたのかも分かりませんけれども。実際、ほとんど大会がなかった社会人選手は指名人数が少なかったですよね。だからやっぱり、今年ドラフトを受ける年になった選手たちはちょっと不運な部分があったと思いますね。今年ドラフトに漏れた選手が、また野球を続けられればいいんですけど、・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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