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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「投げても打っても、大谷は異次元の存在になりつつあります」

 

投げても打っても、異次元の存在になってきた大谷[エンゼルス]。「DHで先発して抑えで登板」という夢まで見せてくれる!?[写真=GettyImages]


投の課題は四球だけ


 大谷(大谷翔平、エンゼルス)が、DHを解除した「二番・ピッチャー」で今季初登板し、第1打席でホームランも打ちました。最後は、交錯プレーで負傷して交代と、ちょっと不運でしたが、投げるほうも打つほうも、すごい結果を出してくれました。

 投げるほうは、ストレートの走りも非常によく、フォーク(スプリット)に、時折投げるカーブ、スライダー系も効いていました。投げるほうの課題としては、あとはフォアボールを減らすことだと思います。彼は、軽く投げればストライクが入る、というタイプではないですから、全力で投げていく中で、カウントも整えなければならない。そこでストレートでしか行けない、ということになると、厳しいところに投げなければいけないので、フォアボールも増えてしまう。これをある程度、緩い球でカウントを整えられるようになれば、というところです。初登板の日も、5つフォアボールを出していましたが、これが2つ3つになれば、イニングも伸ばせます。

 あとは、今年は日本ハム時代とは違って、登板の前後でもDHで出ようという感じがあるので、疲労が出るかどうか。彼の中では「自分は投げないときも打てるし、走れる」という思いがあるのでしょう。だから・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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