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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「もらったチャンスを生かすのはやはり実力 楽しみな新人たち」

 

パ・リーグではやはり楽天早川隆久が出色。すでにピッチングが出来上がっている感もします


次元が違う佐藤輝明


 この号が出るころには少し古い話になってしまっていますが、ロッテ佐々木朗希がようやく一軍でお披露目となりました。

 まずまずいいデビューだったのではないでしょうか。ストレートの速さも出ていました。フォークボールは、まだ落ちるときとあまり落ちないときがありましたが、やはり、フォームがしなやかでバランスがいいですよね。プロ初登板初勝利となれば、そりゃあカッコよかったでしょうけど、なかなかそうもいきませんからね。

 球速は、ファンが期待するような160キロとはいきませんでしたが、勝てるピッチャーになるためには、コンスタントにある程度の速さのボールを投げられるようになったほうがいいわけですから。その上で、“ここ”というところで力を入れて、ビュンとよりいっそう速い球が投げられるような形を目指していけばいいのではないでしょうか。

 もちろん、たくさん走られていましたし、クイックモーションとか、課題はあるとは思いますが、なかなかその辺は急には変えられないので、時間をかけてやっていけばいいと思います。井口(井口資仁)監督はアメリカ流のやり方も見てきていますから、これからも球数を考えながらやっていくんじゃないかと思います。それはそれでいいんじゃないですかね。



 さて今週は、ルーキー特集ということですので、目立っている新人選手について書いていきましょう。

 まずは阪神佐藤輝明。四番になっても打っていますが、もう打順は全然関係ない。あの落ち着いた風ぼうがいいですよね。技術的には・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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