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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「セはパに力勝負を挑んでみたら、意外に成功した感じでは?」

 

5月25日のソフトバンク戦[バンテリン]での中日・柳のピッチング。パ・リーグ相手にも、ストレートで押す投球が目立ちました


データの少なさが幸い?


 交流戦も約半分消化というところでこれを書いていますが、今年は思いのほか(笑)、セ・リーグが強いですね。今年も絶対にパ・リーグが勝つだろうと思っていたんですが、「ちょっと分からないな」という感じになっています。セ・リーグは勝ち越すチャンスですね。

 これには、間が開いて、2年ぶりの交流戦であること、そして、コロナ禍で先乗りスコアラーがあまり動けず、これまでほどには相手のデータがないことが影響しているのではないかな、と見ています。セ・リーグのチームは、これまで、データで頭でっかちになって、パ・リーグの力に対して、かわしにいこうとしていた。それが、今年は「どうせデータも大してないんだから」とシンプルに力対力の勝負に行ってみたら、意外とそれがパ・リーグに対して通用した、という感じなのではないかなと思います。

 例えば中日の柳(柳裕也)のソフトバンク戦(5月25日、バンテリン)のピッチングなども、見ていて・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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